老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

11月は記念日が多い?

2017年11月30日 19時36分20秒 | その他
 いよいよ今日で11月も最終。明日から少し気忙しい12月になります。

 昨日の11月29日は語呂合わせからイイニクから「いい肉の日」だと言うのをTVで知り、“何とまあ!”と感じたのですが、「〇〇記念日」とか「〇〇の日」というのは、結構語呂合わせで決まっている場合や、私たちが気付かない由来から決まっている場合が多い様です。

 11月はイイ(良い)という語呂合わせから、結構色々な記念日が設定されているようですが、念のために11月の主な記念日を調べてみました。(参照元:日本記念日協会など)


11月1日:焼酎の日=その年の新酒が飲めるようになるようです
11月2日:阪神タイガース記念日=阪神タイガースが日本シリーズ初優勝
11月3日:ご存知の通り、文化の日(明治天皇の誕生日)ですが、この“文化”にあやかって、
      「文具の日」「マンガの日」「レコードの日」にもなっているようです。
11月5日:電報の日=電報を申し込む番号「115」より
11月6日:お見合い記念日=日本で初めて集団でのお見合いが行われた日
11月7日:鍋の日(立冬)
11月9日:119番の日=そのものズバリです
11月10日:トイレの日=語呂合わせ:「11(いい)10(ト)イレ」
11月11日:この日はもう収拾がつきません。これでもかという位の記念日が制定されています。余りも多すぎるし、中にはこれ何?と言うのもありますので、後でまとめて紹介します。
11月12日:皮膚の日=語呂合わせ:「いい(11)ひふ(12)」
11月13日:うるしの日=文徳(もんとく)天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王が京都・嵐山の法輪寺に参篭し、虚空蔵菩薩からうるしの製法、漆器の製造法を伝授された日
11月14日:パチンコの日=パチンコ店第1号の営業許可が出た日
11月15日:七五三、 着物の日
11月16日:幼稚園記念日=日本初の幼稚園が開園した日
11月17日:将棋の日=幕府内「御城将棋の日」
11月18日:雪見だいふくの日=11月で「いい」と、パッケージのふたを開けて縦に見たときに18に見えるため
11月20日:ピザの日=王女マルゲリータの誕生日(1889)
11月21日:フライドチキンの日=日本KFC第1号店オープン
11月22日:いい夫婦の日=語呂合わせ:「いい(11)ふうふ(22)」
11月23日:勤労感謝の日=元「新嘗祭(にいなめさい)」祝日法により制定
この日は、語呂合わせから「いいふみの日」になっていますが、この日は勤労感謝や季節の変わり目に合わせて色々な記念日に制定されています。例えば「手袋の日」、「外食の日」、「ゲームの日」、「珍味の日」(イイツマミ)、「牡蠣(カキ)の日」、「いい兄さんの日」など
11月24日:オペラ記念日=宮内省式部職付属音楽学校(東京芸術大学)奏音堂で日本で初めてオペラが上演された日(1894)
11月25日:OLの日=「OL」という言葉が選出された日
11月26日:風呂の日=語呂合わせ(イイフロ)。またペンの日=日本ペンクラブ創立日(1935)にもなっているようです。
11月27日:ノーベル賞制定記念日=第1回ノーベル賞授賞式が開催された日
11月28日:太平洋記念日=ポルトガルの探検家マゼランが太平洋が発見(1520)し、その命名を行った。
11月29日:「いい服の日」、「いい肉の日」=語呂合わせ
11月30日:カメラの日=カメラメーカー小西六写真工業がAFカメラを発売
とに角、全ての日が何らかの記念日になっています。

さて、問題の11月11日です。
[数字の「1」をイメージできるもの] 
 <長野県きのこの日>えのき茸になめこなど、きのこの生産が盛んな長野。きのこがニョキニョキ生えている姿を連想させることから「JA全農長野」が制定。
 <たくあんの日>「1(ワン=あん)」が「たく」さんあること、たくあん用の大根を並べて干してある様子を思わせることから「全日本漬物協同組合連合会」が制定
 <チンアナゴの日>穴の中から体をニョロっと出しながらゆらゆらしている「チンアナゴ」。砂の中から体を出している姿が「1」に似ていること、群れで暮らす習性があることから「すみだ水族館」が制定。
 <美しいまつ毛の日>「11」がまつ毛に見えることから、「コーセー」が制定。エクステなど人工的なものではなく、日本女性本来のしなやかなまつ毛の美しさを考える日だそう。
 <立ち飲みの日>「11」が立ち飲みしている人々の姿を思わせることから、立ち飲みをこよなく愛するふたりの作家が制定。
※ 私的には、同じ立ち飲みでも1月1日が2人、11月1日が3人、11月11日が4人と分けたいですね。
 <コピーライターの日>「1111」とペンが並んでいるように見えることから「宣伝会議」が制定。
 <ネイルの日>ネイルを英語表記の「NAIL」にした際に縦線が4本あることに注目した「日本ネイリスト協会」が制定。
 <ポッキー&プリッツの日>ポッキーもプリッツも「1」に似ていることから「江崎グリコ」が制定。

[漢字の「十と一」を重ねると、意味が通じるもの]
 <鮭の日>鮭のつくりの部分を分解すると「十一十一」となることから「鮭の日委員会」が制定
 <サムライの日>サムライを漢字にすると「十と一」をくっつけた「士」になることから、日本和装ホールディングスが制定。
 <磁気の日>11と11が磁石のN極(+)とS極(-)にちなんでいることから、「ピップエレキバン」で知られる「ピップ」が制定。

 この他、11と11は左右対称ということから制定された「鏡の日」に、豚まんの原材料の豚は、鼻の形が(11)のように見えることから「豚まんの日」に決定するなど、ユニークなものも。
 さらに「ジュエリーデー」のように、宝石の単位カラットが日本で正式に採用決定された日からきているものもありますし、「いい出会いの日」でもあります。


 このように、実に勝手な組み合わせや語呂合わせで、〇〇記念日や、〇〇の日が制定されています。
“なるほどなあ”と関心するものや、どう考えてもつじつまの合わないものや、色々あります。
これなら、誰でも好き勝手に〇〇記念日等は決められそうですね。

 また、最初に述べた「肉の日」は2月9日だと思っていたのですが、この2月9日は「河豚(フグ)の日」にもなっていました。河豚の本場下関では、河豚は「ふく」と発音するからのようです。(まさ)

京都へ今年最後の紅葉狩り  その③ ~永観堂~

2017年11月29日 19時06分44秒 | 旅行/色々な風景
 南禅寺からは直ぐに到着ですが、ここは浄土宗西山禅林寺派総本山で、正式名を“永観堂 禅林寺”という有名なモミジの名所とあって各地からの観光バスも多くて物凄い人でした。

 境内は広くて驚くほどのモミジが植えられていますが、参観コースも手際よく整理されており、広い寺院内の色々な様子や、様々なモミジを楽しむことができました。まさに永観堂のモミジは圧巻でした。

 かなり疲れてはいたのですが、その後哲学の道を通って銀閣寺前まで歩き、そこからバスで出町柳に出て京阪で帰阪しました。

 これで、今年の我が家の紅葉狩りは無事終了です。
沢山の紅葉と、色々な風景を堪能させて頂きました。(まさ)


永観堂総門前の石柱

境内に入ると先ず目に入るのが白塀と対照的な赤と黄色のモミジ

夢庵での景色

遠くには多宝塔が見えます

真っ赤なモミジ

御影堂からの境内の様子

阿弥陀堂からのの風景

同上

同上

境内はモミジを求める多くの人々

放生池に映るモミジ

放生池の橋

境内の赤をメインとするモミジ

同上

散ったモミジ

こんな紅葉もあります

京都へ今年最後の紅葉狩り  その② ~南禅寺・天授庵~

2017年11月28日 20時24分58秒 | 旅行/色々な風景
 東福寺を終えてからは、京阪電車で三条に出て、地下鉄に乗り換えて蹴上駅へ。
ここ2年ほど叔父や叔母の納骨などで、南禅寺に来る機会が多かったのですが、このモミジの時期は初めてで、今回は塔頭の一つ天授庵の庭園を見たいと思っていました。

 南禅寺の境内に入ると、沢山の観光バスが駐車しており、予想通りに多くの人がモミジ見物に来られていましたが、幸いにも天授庵内はそれ程混雑しておらず、予想以上に素晴らしい庭園をゆったりと堪能できました。

 その後、南禅寺境内を散策した後、直ぐ近くの永観堂に向かいました。(まさ)


天授庵の門付近と土塀越しのモミジ

境内に入ると正面に書院を通して南庭が見える

同上

本堂北庭のシュウメイギク(キンポウゲ科)

本堂前庭

書院南庭への門

書院南庭から書院を見る

庭園の池

同上

庭園から書院を見る

庭園

南禅寺境内の水路閣

境内外れにある疎水からの流れ

京都へ今年最後の紅葉狩り  その① ~東福寺~

2017年11月27日 19時29分52秒 | 旅行/色々な風景
 今年は冷え込みが早いお陰で紅葉が非常に鮮やかでした。
近場だけでなく、三重県青山リゾートから始まって京都の嵐山地区や滋賀県と色々と愉しみましたが、締めくくりはやはり京都ということで、連休の合間の11月24日(金)に、混雑を覚悟の上で、ツレアイ共々京都のモミジの名所巡りに出掛けました。

 先ずは京阪電車を利用して、東福寺へ。
1240年頃に九條家の菩提寺として建立された臨済宗の寺院で、名前の由来は奈良の東大寺と興福寺から1字ずつ採ったと言われています。

 先日のパソコンチェックでは京都のモミジの見所No.1に挙げている所が多く、覚悟はしていたものの境内に入ると想像以上の人・人・人。
長い行列に加わり、ノロノロ歩きで洗玉潤沿いのモミジを見ながら、有名な通天橋へ辿りつきましたが、余りの人混みの為に満足な写真撮影も難しく、早々に人混みから離れて方丈の八相の庭や、境内の奥にある即宗院の庭などを楽しみました。(まさ)


三門

経堂

境内のモミジ

同上 凄い人混みです

通天橋への入口も長い行列

この寺院のモミジの見所。通天橋から洗玉潤沿いのモミジの海を見下ろすような感じです。

境内のモミジ

方丈の南庭(八相の庭)

同上

同上

方丈の北庭

即宗院の庭

即宗院の土塀

特殊詐欺事件の増加について  ~“あなたの為?”~

2017年11月26日 19時12分56秒 | その他
 相変わらず、特殊詐欺事件の続発が、新聞紙上を賑わしています。
犯人なども良く研究していると見えて、私など資産もない人間にはこのような話はまず持ち込まれず、事件報道を見る度に“あれだけ騒がれているのに、何でまた??”という感じですが、その原因を考えてみると、

・世の中には多くの資産を持っている高齢者が多く、しかも核家族化で高齢者だけの家庭が多く、簡単に相談できる人が居ない。

・低金利或いはマイナス金利時代で、確実な資産増加ができる長期預金先がなく、且つバブル崩壊を経験しているだけに他の金融商品には躊躇いがあり、結果として直ちに自由に動かせる資産を手元や移動しやすい所に置いている人が多い。

 このような状態の人に、かっての豊田商法をベースに色々と目先を変えて、“元金保証、絶対に損は出ません”を謳い文句にし、しかも“あなただけ”とか“今だけ”というような擽りを入れられたら、つい引っかかるのでしょうか。

 そして、共通するのは多くの場合“あなたの為”という言葉が使われることですが、これが最も注意すべき言葉でしょう。

 昔から“『人の為』には気をつけよ”と言われています。何故なら、「人」と「為」を合わせると「偽」になるのです。正に漢字の奥深い所ですね。


 余談ですが、この「為」と言うのは本当に曲者で、昔から色々な使われ方をしています。
例えば、“御為ごかし(おためごかし)”という言葉を聞かれたことがあると思います。
大辞泉によると、“表面は人のためにするように見せかけて、実は自分の利益を図ること”とあります。

 また同じような言葉として、
御為顔(おためがお):本心とはうらはらに、人のためを思っているように見せかける顔つき。
御為者(おためしゃ):もっぱら主人の利益になるように努める者。領民から重税を徴収する家臣の類。
などもあります。

 何れの場合も、「為」はその対象とする人の為ではなく、その行為をする本人やその周囲の人の為であったり、或いは親切そうな態度が全くのフェイクだったりするのです。

 要するに、悲しいことですが身内や余程懇意な知人でないかぎりは、他人が自分の為に儲け話や上手い話など持ち込んでくることは先ず無いことを念頭に置いて、「為」は誰の為なのかを充分に見極める必要があるのでしょう。

 更に、特殊詐欺に限らず、“あなたの為”と同様に、“国民の為”、或いは“皆の幸せの為”とかいう言葉も同様でしょう。(まさ)