春になって麦畑の雑草がだいぶ伸びてきました。あまり伸びると麦の成長に悪い影響があります。そこで、耕耘機を使って麦畑の畝間の除草をすることにしました。
ところで、私が子供の頃はまだ牛馬を使って農業する人がいました。実際に祖父は牛を使って農業を営んでいました。そして、クワを使って農業することが普通でした。父親の代になると、農業の機械化が試みられるようになりました。父親は、当時はまだ珍しかった耕耘機を使って機械化農業を試みていました。それが父親の母校である田布施農業高校の目に留まったのでしょう、全国の若者が父親の元に研修に来ていました。
大型耕耘機のロータリーを使って麦間の除草
研修生は長い人で数ヶ月間、短い人で1週間位私の家に寄宿していました。専用の寄宿小屋がありました。そして、父親から農業の機械化や多角経営(稲麦作,酪農養豚,果樹,林業など)の実際を学んでいました。私も子供ながらその様子を見たことがありました。その後さらに機械化を進めて、確か昭和38年に初めてトラクターを導入しました。私はまだ小学生でした。そのトラクター、今では古すぎて交換部品はなく農業には使えません。エンジンだけは今でもなんとか動いています。
麦間の除草を開始 だいぶ伸びた麦 作業中、雉が出現
畝間除草をしていると耕耘機の音に驚くのでしょう、草むらからいろいろな小動物が飛び出てきます。土ガエル,青ガエル,バッタなどです。そして、これらの小動物を狙ってカラスなどの鳥が飛んできます。
数時間で麦畑に隣接する荒地の耕耘も済ませました。荒地には、ジャガイモ,藍,綿,サトウキビ,大豆,小豆などを種まきしようと思っています。サツマイモだけは、去年イノシシに荒らされたため止めることにしました。除草を含む耕耘が終わると、椅子に座って補水しつつ疲れを癒しました。そして、作物をどこに植えようかなど考えました。
草むらから出てきた青ガエル 麦畑以外の荒地も耕耘
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