東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

山に生える笹を使って、六目籠を試作(2/3)

2021年02月27日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 笹を使った六目籠を作っていますが、皮剥ぎに四苦八苦しています。一番苦労しているのは、こぶのように固い節の部分です。乗り越えるように皮を剥げないことです。薄く剥いだ節が折れてしまうのです。竹の方が楽に節を剥げるような気がします。笹の種類が良くないことは明らかです。それでも何度か剥いでいると、うまく節を剥げることがあります。そんなこんなで、皮を剥ぎ終わったので六目を編んでみました。籠を完成できるかどうか。

          笹を割った後、鉈で皮を薄く剥ぐ


 皮を剥いでいる時、大失敗をしました。鉈を持っている右手の指を切ってしまったのです。節を乗り越えようと力を入れて、スッと鉈が入った瞬間に剥いだ皮が指に当たりました。薄い皮が剃刀のように指を削いでしまいました。すぐに手当てしましたが、久しぶりに出血しました。ところで、剥ぎ終わった笹の皮を見ると、繊維のほつれがたくさん出ていました。竹の場合、こんなにたくさんのほつれは出ません。

  皮を剥ぐ前の笹     笹の皮を次々に剥ぐ   たくさんの繊維のほつれ
  

 なんとか皮を剥いで笹ひごを作ったので、六目を編んでみました。六目の編み方は知っています。テーブルに笹ひごを一本ずつ置きながら、六目を編んでいきました。充分な薄さに剥げなかったので、大きめの六目になりました。この目の大きさだと果物籠になりそうです。さあて、籠はできるでしょうか。

  笹ひごを置きながら六目を編む      笹ひごを六目に編み込む
 


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