東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

マオランを使って筵を試作(1/x)

2024年03月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 マオランの葉が何枚かあるのですが、何に応用しようか考えています。以前試作した籠は失敗しました。また剣山で繊維を取り出して縄を製作したこともありました。長大で硬めの葉をどう生かすが考えた末に筵にできないか試そうと思います。
 葉をそのまま使うのではなく、木槌で叩いて柔らかくしてから編み台で編み込みます。一畳位の筵ができないか暇をみては試作しようと思います。完成するのは半年後頃になると思います。まずは編み台を筵用に変更しました。また、駒を10個ほど使おうと思います。

         マオランを使って筵の試作を開始、半年後完成か?


 試作するにあたって、硬いマオランの葉を木槌で叩いて柔らかくしました。そのままでは水分があります。水分を含んだまま編むと乾燥後に縮みます。そこで、天日乾燥してから編み台で編みました。叩いた直後のマオランは眩しいほどの緑色ですが、乾燥するとわらと同じような茶色に変色します。わらと違って繊維が硬いのでややゴワゴワします。

マオランの葉を木槌で叩く   乾燥直後の葉、緑色    乾燥後の葉は茶色
  

 乾燥したマオランの葉の一枚一枚を、わらの筵と同じように互い違いに編み込みました。編みながら葉をねじりました。そして、両端の葉を折り返しました。完成した筵は、地面に敷いて座るなどの用途に使えるのではないかと思います。普通の筵と同じような用途に使えるはずです。以前わらで筵を作ったことがありますが、わらと比べて固めな筵になると思います。

    葉をねじりながら編み込み       両端は折り返して結束
 

コメント
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