東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

猫ちぐら(ほぼろ版)を試作(2/9) チガヤで底部の編み込み完成

2023年01月29日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 空いた時間に、少しずつですがほぼろ版猫ちぐらを制作しています。なんとか猫ちぐらの底部が出来上がりました。猫の重さで歪まないように硬く作りました。ですが、その底部は見ただけでは鍋敷きそのものです。違いは、ほぼろ技法で作った猫の部屋と連結するための紐を20cm位余らせてあることです。今後、猫が入る部屋をほぼろ作りの技法で作ります。

    ほぼろ版猫ちぐらの底部、猫が乗って歪まないよう硬く作る


 底部はチガヤの束をねじりながら巻き付け、紐で締めるようにして止めます。そのチガヤも巻いていると、だんだん短くなってきます。そんな時は、チガヤを少しずつ継ぎ足します。その後は、同じように巻きつけながら紐で締めます。入った猫の重さでたわまないように、しっかりと紐で締めます。この猫ちぐらの底を編む時、両手では足りないため歯で噛んで紐を引っ張ったりします。

  継ぎ足したチガヤ      終端を締め付ける     終端余りを切断
  

 想定した直径に巻き上がったら終端処理をします。チガヤの終端になるとだんだん径が細くなります。その終端を締め上げて底部の出来上がりです。チガヤの終端余りはハサミで切り取ります。
 今後はほぼろを作るようにして猫の部屋を作ります。ほぼろと違うのは、猫が出入りする口があることです。猫の出入り口をどう作ろうか検討中です。

   口も使って底部を締め上げる     底部とほぼろを合わせてみる
 



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