東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

来年の春に蒔く、草木染めにする野草などの種を取る

2021年12月18日 | 歴史探訪他ウォーキング

 畑の冬野菜はとても青々として元気ですが、染色に使う植物などはすっかり枯れてしまいました。そこで、来年の春に蒔く種を取りました。採種したのは、糸や布を染めるために使う藍とインド藍,紙を漉くための花オクラ,そしてブリービーが訪れるハーブの一種トゥルーシーの種です。来年は染色するための植物をもう少し充実したいと思います。
 ところで、インド藍は熱帯で育つので日本では採種できるまで生育しません。豆科のようで鞘の中に種ができます。鞘はたくさんできるのですが、その鞘のうち種が取れるのは数%です。ほとんどの鞘は寒さで枯れてしまいます。鞘を振るとカサカサと音が出ます。そのカサカサ音がする鞘の中にある種だけが春に発芽します。

      インド藍の採種、軽く触ってカサカサ音が出る鞘を取る


 私は糸や布を染色する場合、草木染めだけしかしません。化学染料はいっさい使いません。そして、できるだけ育てた野草を染色に使います。今自分で育てている染色に使う野草は、藍、紅花、ヘナ、インド藍、タマネギです。来年は新たに紫色に染色する紫根の種を蒔いて育てようと思っています。それに加えて、裏山に生えているビワ、桜などの樹木の葉や木を染色用に試してみようと思っています。

 紙漉きに使う花オクラ   ハーブのトゥルーシー   とても小さな藍の種
  

コメント
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