東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町少年少女発明クラブ 楽しかった天体望遠鏡の製作

2021年12月01日 | 子供の育成関連

 今月は田布施中学校の理科室で少年少女発明クラブの活動です。前回は葉脈の標本作りでしたが、今回は牛乳パック二個を使って天体望遠鏡を作りました。そのため、子供達は牛乳パック二個を持参しました。私は予備として四個持ってきた牛乳パックを、忘れた子供に手渡しました。
 私はもっぱら望遠鏡製作の補助として活動しました。制作した牛乳パック天体望遠鏡は意外によく見えました。ただ、天体望遠鏡のため景色が逆さまに見えます。中学校近くの山陽本線を走る電車を見ると、上下逆さまに電車が見えました。レンズの取り付けが大変でしたが、全員完成することができて良かったです。子供達は、自作した天体望遠鏡を家に持ち帰り、美しい夜空を見ているのではないでしょうか。

        先生から牛乳パック天体望遠鏡の作り方を聞く子供達


  先生から作り方の説明を受けると、さっそく天体望遠鏡の製作に入りました。最初にレンズを取り付ける台紙を作りました。渡された厚紙から7 x 7cmの台紙を四枚切り出します。次に、その正方形の台紙の中心にレンズを取り付ける丸い穴を開けます。ハサミを使うことができないため、特別な工具を使って丸い穴を開けます。小刀を使って穴を開けてもかまいません。私は子供達が怪我をしないように、小刀を持つ手元を見守りました。危ない持ち方をする子が数人しましたが、見つけると怪我をしない正しい持ち方を指導しました。

 台紙となる厚紙を配布    切り取る線を引く   中心を丸く切り抜き
  

 台紙の中心にレンズの大きさに合わせた丸い穴を開け終わると、二つの牛乳パックの底に四角い窓を開けました。この穴は、レンズを取り付けた台紙を貼り付ける穴です。牛乳パックは牛乳が漏れないように硬く密閉されています。硬いため小刀を上手に使わないと穴を開けることができません。牛乳パックを押さえたり小刀を握る手や指の力加減が問われます。穴が開くとレンズがみんなに渡されました。

   渡されたレンズを手に取る      牛乳バックに四角い窓を開ける
 

 渡された接着剤を使って、レンズを二個の台紙の丸い穴に取りつけます。そして、レンズを付けた台紙二個を牛乳パックの底に開けた四角い窓に取り付けました。これで天体望遠鏡は完成です。窓際に行って外の景色を覗きました。二つの牛乳パックの間隔をずらすとピントを合わすことができます。
 天体望遠鏡が完成すると、子供達全員に小型のプラネタリウムキットが渡されました。このキットは黒いドームに穴を開けると、その通りに天井に星が投影されます。今回の工作を通じて、天体に興味を持ってもらえたらと思います。

  レンズを取り付け    望遠鏡で野外を観測   小型プラネタリウムキット
  

コメント
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