東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年も美味しい干柿作り、皮を剥いて紐に結び天日乾燥

2021年12月15日 | 樹木,果樹

 今年も干柿を作りました。去年までは久留米市まで干柿にする渋柿をもぎに行きました。しかし、今年はコロナ惨禍などの理由で行きませんでした。そのため、今年は干柿にする渋柿を購入しました。購入するにあたり、紐で結ぶための枝が付いている渋柿を選びました。アルコールで脱渋したり、竹を刺して干柿にする渋柿は、この枝が付いていません。天気が良い日にのんびりと、渋柿の皮を剥いて紐に結んで天日乾燥しました。

      渋柿の皮を剥いて紐に結び、軒下にぶら下げ天日乾燥


 私が住む田布施町の伝統的な干柿は串柿でした。複数の渋柿を横に竹串で刺したものです。鏡餅にこの串柿を飾りました。かつての串柿ブランドに大波野柿がありました。その渋柿の大木が今でも大波野にあります。その品種は西条で10月に実ります。しかし、近年気候が暖かくなったためか10月に干柿を作るとカビが生えるようになりました。ところで、最近串柿を見たことがありません。串柿を作る農家が減ったのか、買う人が減ったのでしょう。あるいは鏡餅に串柿を飾る習慣が無くなったからでしょうか。

  箱で届いた渋柿      ひたすら皮を剥く    皮を剥いた渋柿
  

 温暖化による影響のためか、渋柿は11月中旬以降に収穫する品種に変わっているようです。実際私の家にある渋柿は10月に実りますが、干柿にするとカビてしまいます。そのため、一昨年から11月中旬以降に実る渋柿品種に転換しています。来年は数個でもよいので実らないか期待しています。例年のことですが、たくさん作った干柿は、家内や息子夫婦などに贈ったり友達にあげています。そのため、自分で食べるのは多くありません。贈った人に喜んでもらえたらと毎年のように作っているのです。なお、故郷の風物詩として、干柿を少しばかりですが郷土館の古民具展示室にぶら下げます。

 バケツに入れたこれから干す渋柿     軒下に天日干し、夜は屋内に収納
 

コメント
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