東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

城南地区に残るハゼの大木から実を採集、そして種まき(1/x)

2020年12月13日 | 樹木,果樹

 田布施町城南地区に生えているハゼの大木を、久しぶりに見に行きました。この大木は、長州藩の防長四白政策の生き残りの木です。この木の実から、四白の一つである和ろうそく(ハゼろう)を生産していました。以前久留米市に行った時、実を採取しやすいように並木に植えられたハゼの木を見学に行ったことがあります。定期的に選定されているのか、手に届く位置に実がたくさんぶら下がっていました。城南地区のハゼの木から実を取って、種まきしてみようと思いました。

       城南地区に生えるハゼ(和ろうそく用)の大木


 久留米市のハゼの木は、明治以降いったん絶えてしまったとのこと。近年になって、そのハゼを再興しようとした方々がいました。ハゼにもいろいろ品種があり、目的の品種のハゼの木を探したそうです。そのハゼは、山の中にポツンと残っていたとのこと。そのハゼの木から実を採取して、たくさん苗を育てたそうです。そして、今あるハゼの並木にしたとのこと。

久留米市のハゼ並木(今や観光スポット)     採取した城南のハゼの実
 

 久留米市のハゼの並木のようにはいきませんが、種をまいて私の畑で育ててみようと思います。城南のハゼの大木の品種は分かりません。しかし、ハゼろう用に移入されたり選別された品種だと思います。採取した種のうち大き目の実を選びました。この実をまいてみようと思います。まき方や種まき時期がさっぱり分からないので、冬の今と春の二回に分けて種まきしようと思います。まずは芽が出ることが目標です。

   枝から実を取る     採取したハゼの実    大き目の実を選別
  

コメント (1)
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