東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

山口ウール展 in 防府、そして羊牧場を見学

2020年12月15日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 山口ウール展 in 防府に行ってきました。防府と言うと、防府天満宮毛利博物館,そして山頭火ふるさと館くらいしか知りませんでした。そのため、防府にもこんな所があるんだと、初めて知りました。海に沿う道を延々と進むと、トンネルを抜けた場所に展示場「BAA BAAファーム アトリエ浦里」がありました。懐かしい趣の昭和民家の玄関に近づくと、子供達の賑やかな声が聞こえてきました。会場に入ると、各種展示と共にいろいろな手芸体験をしていました。毛糸のミサンガ、羊毛フェルト細工、ふわふわ羊フェルトなどです。体験が終わった頃、オーナーと牧羊犬2匹が乗る軽トラに先導されて牧場に向かいました。そこは、海に面した崖上の牧場でした。

     海に面した崖上の牧場で、夕日に照らされ草を食む羊たち


 不思議の世界に迷い込んだような気持ちだった私はもっぱら、子供達が体験している手芸を見学しました。昨日はもっとたくさんの子供達が来たそうです。おそらく防府市や山口市から子供達がやって来たのだと思います。奇遇なことに、この秋に訪れてブドウを購入した須金のかいたファームの方がお子さんを連れてやってきました。世界が変わると、その世界のネットワークの方々との出会いがあるのですね。

  山口県産羊毛作品展    羊毛のミサンガ     ふわふわ羊毛フェルト
  

 日が傾いた16時頃に、BAA BAAファームオーナーの軽トラックに先導されて牧場に向かいました。軽トラには牧羊犬が二匹乗っていました。アトリエ浦里では静かだった牧羊犬、牧場に着くと水を得た魚のように吠えながら走り回っていました。海に面した転げ落ちるような崖上に牧場がありました。また、隣は林の斜面が牧場になっていました。崖に向かうと、羊毛特別賞をとった羊が、夕日を浴びながら草を食んでいました。牛もいました。羊たちは、毛が汚れないように背中に布を羽織っていました。私が子供の頃、父親が牧場を経営していました。その懐かしい牧場の匂いがしました。とても楽しい不思議な一日でした。
※羊牧場で見たプリンちゃん、この夜に無事に子羊を生んだとのこと。良かったですね。

     牧舎に入った羊たち         海に面した牧場の夕日
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする