東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

シイタケ用原木の伐採と、しめ縄作り講習会(2/2)

2020年12月25日 | イベント,行事

 クヌギを伐採してシイタケ栽培用の原木を取ると、しめ縄作り講習会に入りました。公民館などで教えるような立派なしめ縄ではなく、私が20年以上前から作り続けている素朴なしめ縄です。飾りも、ウラジロやゆずり葉などしか使いません。それ以上の飾りは、各自が自由に取り付けます。例えば、昆布,橙,または御幣などを取り付けます。今回は、どのしめ縄も共通な編み方を教えました。三等分したわら束をそれぞれ巻きながら、その三束を組み上げます。私は左手で三束を押さえるため、何本もしめ縄を作ると左手の指又が痛くなります。そのため足で押さえてもかまいません。・・わらのみご取り,束にしたわらの締め方,わら束の押さえ方,そして編み方や組み上げなどを順番に教えました。

   作成途中のしめ縄、このあとウラジロやゆずり葉などを取り付け


 まず初めに、わらを木槌で叩いて、手櫛や千歯を使ってみご取りをします。こうして、わらの芯だけを取り出します。次に、細いわらを数本撚ってわら紐を作ります。私が手本を見せましたが難しいようでしたので、今回は麻紐で代用しました。束にしたわらの根本を麻紐で巻き結びして強く縛ります。そのわら束を左手で持ち、わら束を三分割します。その三分割したわらの根本を、親指-人差し指,人差し指-中指,中指-薬指の三ヶ所の指又で挟むように押さえます。続いて、それぞれのわら束を左巻きに巻きます。一番大切なことは、巻いたわらが解けないように指又で強く挟むことです。このようにしながら、わら束の先端に向かって編み上げていきます。

     わら束を木槌で叩く         わら束の根本を縛る
 

 先端まで編み終えると、火で軽くあぶります。こうすることによって、ひげのようにはみ出たわらくずを燃やし取ります。そして、わら束でごしごし擦ってつやを出し、最後にしめ縄らしく丸めます。その後は、各人が自由にウラジロ,ゆずり葉,橙,昆布,御幣などを取り付けます。これで各自オリジナルのしめ縄の完成です。

しめ縄らしく編み上げる  Tさんの昆布付きしめ縄   Sさんの御幣付きしめ縄
  

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