東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

収穫した藍の花柄から種子を選別

2020年01月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 晩秋にットンクラブの方々に藍の花柄を収穫していただきました。その花柄の中に種子が混じっています。これを天日でカラカラになるほど干しました。量的には花柄の1/3位が種子です。花柄を含んだまま種まきしても問題はありません。ちゃんと発芽します。ただ、種子より花柄の量が多いため、どの程度種を蒔いたのが把握できません。そのため種子だけを選別しました。この田布施では、約2ヶ月後の3月中旬が藍の種まき時期です。それに間に合わせるためもあり、今回花柄から種子を選別しました。

  乾いた花柄を手で揉んで花柄と種子を分離、洗濯板を使うとさらに効率的


 花柄からの種子の分離方法ですが、私は次のようにしています。①木槌で叩いて枝から花柄を落とす ②荒い網を使って余分な枝を取り去る ③花柄を手で揉むか洗濯板で擦って、花柄から種子を分離 ④細かい網を使って花柄と種子を分離 ⑤唐箕を使ってさらに種子だけを分離。売っている種子ほどではありませんが、ゴマ粒ほどの黒色の種子を手に取ることができます。

 花柄付きの枝を叩く    花柄を手で何度も揉む   網で種子だけを分離
  

 最後に唐箕で種子だけにすると1/3位に減りますが、それでもコップ一杯の種子を選別することができました。少ないように見えても私一人が藍染めにするには過剰です。そのため、この藍の種子を欲しい知人にお分けするつもりでいます。3月頃に種を蒔いて5月に移植して、8月か9月に葉を収穫して藍染め(一部は葉を乾燥して保存)、12月に花柄ごと種子を収穫・・・が私の藍栽培の1年周期です。ところで、種子は冷蔵庫で保存すれば数年は持つのではないかと思います。試してみようと思います。

   最後に唐箕で種子だけを選別     ゴマ粒ほどの大きさの藍の種子
 

コメント (2)
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