東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

とても古い手回し式蓄音機の修繕

2018年07月22日 | 建設,工事,修繕

 とある集会所で生き生きサロンの下準備をしました。その時、手回し式蓄音機の音がふらふらすることに気付きました。目いっぱいゼンマイを回しているのですが、音程が安定しないのです。ハンドルを回し続ければなんとか安定します。おそらく蓄音機内部の調速機が不安定なのでと思います。一番の理由は油切れです。機械部分を取り外して油を差すことにしました。

          調速機が不安定で音が乱れる手回し式蓄音機


 まずは機械部分を外すことにしました。この蓄音機を分解するのは初めてですが、子供の頃に蓄音機を何度も分解したことがあるため、内部構造は分かっています。ネジを外して機械部分を優しく外に取り出しました。そして、高速に回転する調速機部分に油を差しました。回転が遅くなりがちなウォームギヤ部分にはまんべんなく差しました。

    ターンテーブルを取り外す         高回転する調速機に油を差す
 

 もう一ヵ所、蓄音機の蓋を閉めた時に固定するハトメが緩んでいました。ペンチなどを使って、そのハトメを正常な状態に戻しました。これで蓋がきっちりと固定できるようになりました。手回し蓄音機などのような古い機械を修理できる人はどこを探してもいません。自分で修理するしかありません。私の楽しみの一つは、古い機械やラジオの修理です。古いものが生き返ると、気持ちが晴れやかになります。

  内部を箒で清掃       壊れたハトメ部分     蓋を固定するボタン
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする