東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 楽しかった城南宿井ウォーキング(1/4)

2015年09月28日 | 歴史探訪他ウォーキング



 毎年、猛暑の8月はウォーキングをしません。そのため、今回は7月以来2ヶ月ぶりのウォーキングです。ウォーキングした場所は田布施町城南の宿井方面です。7月に下見ウォーキングをしたため、道を迷わずにすんなり歩くことができました。城南公民館を10時にスタートしました。最初に訪れた場所は、城南保育園近くの周善寺です。これまで何度か訪れましたが、いつも留守でした。今回も留守かと思っていたら、若いご住職ともう一人お年の方がおられました。

 城南公民館10時スタート     周善寺でお話を拝聴       柱に付いた刀傷
  

 明治維新頃に周善寺で起きた事件についてお話を聞くことができました。それは明治4年のことで、脱走した奇兵隊員が周善寺を襲撃した事件です。夜不意に襲われ和尚さんが亡くなりました。柱に付いた刀傷を見せていただきました。その時、小僧さんが宿井方面に助けを求め、田村知義などが駆けつけましたが、和尚さんはこと切れていたそうです。

                 幕末のお話を伺った後、周善寺を出る


 周善寺で、もう一つ面白いお話をお聞きしました。周善寺の庭にある観音様の話です。この観音様は、元々広島の原爆被災地にあったそうです。原爆慰霊施設を作る時、無宗教施設でなければならず、この観音様を当地に置けなくなったそうです。行き場が無くなったその観音様を、この周善寺に持って来たそうです。また、元々宿井観音堂にあったお大師様も見学しました。宿井観音堂が解体された時、周善寺に持って来て安置としたとのことです。なお、周善寺は防陽八十八ヶ所霊場の第三十四札所です。かつては巡礼される方が多かったことと思います。

    牧場の馬にタッチ       時貞観音堂を見学          荒神社を見学
  

 周善寺を出ると牧場に寄りました。最初寄るつもりはなかったのですが、馬が近寄ってきたため急遽牧場の柵に近寄りました。そして、馬を撫でたりしました。子供達は最初、馬の大きさに怖がっていましたが、勇気を出して馬をタッチしていました。続いて、時貞観音堂に行きました。時貞観音堂は防陽八十八ヶ所霊場の第三十三ヶ所札所でした。かつては、巡礼にふさわしい立派なお堂がありました。

                  荒神社の参道に、並ぶように咲いた彼岸花


 時貞観音堂を見学すると、荒神社に行きました。近くに住むMさんに、荒神社の扉を開けていただき、中を見せていただきました。ありがとうございました。荒神社の祠の多くは、野ざらしになっているものが少なくありません。ここの荒神社はとても大切に管理されていることが分かります。荒神社を見学すると、次に宿井団地に向かいました。

                今回ウォーキングした城南宿井方面コース

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする