東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

コールマンのガソリンバーナーを分解修理

2013年02月26日 | 建設,工事,修繕

  私が横浜の山岳会に所属していた20歳代、その頃に購入したコールマンのガソリンバーナーの調子が良くありません。炎の勢いが良くないのです。ノズルが少し詰まっているようです。購入して35年近くなるので、そろそろ分解修理した方がよさそうです。20歳代後半に2,3度分解掃除したことがありますが、その方法をすっかり忘れてしまいました。今回、分解方法を思い出しつつ修理しようと思いました。

     炎の勢いが良くない、購入後約35年のコールマンのガソリンバーナー


 このガソリンバーナーを購入する前は、GIストーブを使い、さらにその前に石油バーナーを使っていました。石油バーナーは、余熱時に火口下の皿に固形アルコール置いて燃やします。余熱がけっこう面倒でした。そんな時に、余熱が必要なものの固形アルコールが必要ないGIストーブを購入しました。しかし、音がうるさい上に火力調整がしずらいことが欠点でした。その後、このガソリンバーナーを知って購入しました。このガソリンバーナーは音が静かな上に余熱がとても楽で、さらに微妙な火力調節ができます。以降35年位、GIストーブをたまに使いつつ、主にこのガソリンバーナーを使い続けています。

     余熱管の押さえネジを外す               余熱管のナットを外す
 

 このガソリンバーナーを購入した数年後、ガス式バーナーが発売されました。当時は厳冬期にガスが気化しないなどの問題点がありましたが、今は改良されて厳冬期でも使用できます。欠点は、使用済みの空のボンベをゴミとして捨てなければなりません。しかし、余熱が必要なくスイッチ一つで添加できるため、今やガス式バーナーを使う人がほとんどのようです。
 ガソリンバーナーは、一般のガソリンを使うのでガスボンベに比べて燃料が圧倒的に安価です。さらに、ガソリンを入れるだけですので、ガス式バーナーのようにボンベを交換したり捨てる必要がなく無駄がありません。ゴミも出ません。ただ、余熱が必要であることと、点火にライターが必要なのはやや不便です。しかし、私は一貫してこの愛着のあるガソリンバーナーを使い続けています。

       火口を分解して綺麗に磨く             火口の下皿を外して掃除
 

 このガソリンバーナーは正式には、ホワイトガソリンと呼ばれる、普通のガソリンをさらに製錬して不純物が全くないガソリンを使います。しかし、ホワイトガソリンは高価な上に、売っているお店が多くありません。このため、私は普通のガソリンを使ってきました。このため、ガソリン内の不純物が詰まったのではないかと思います。

                火口などを取り除き、ガソリンタンクだけを露出


 このガソリンバーナー分解掃除の一番のポイントは、余熱管内を通っている細長い鉄線です。この鉄線の出し入れで気化したガソリンの噴出量をコントロールしています。鉄線でノズル口を細くしたり太くしたりして噴出量を決めているのです。この狭いノズルや余熱管内がガソリンの不純物で詰まることがあります。ノズルや余熱管を掃除して、再びこのガソリンバーナーを組み立てました。予熱して点火すると、以前のような元気な炎に戻りました。

     左のコックの回転により
    出入りする余熱管元の先端部         掃除後、鉄線を先端に取り付け
 

  なお、GIストーブは鉄線ではなく鉄ピンですが、火を止めると同時にノズルを掃除する構造になっています。私はGIストーブをたまに使いますが、目に見える故障が圧倒的に少ないバーナーです。さすがに軍用だけあって35年近く全くの故障知らずです。今でも時々使っています。ただし、GIストーブは、音がうるさいのと火力調節がしずらいのだけが欠点です

           元気を取り戻したコールマンのガソリンバーナーの炎

コメント (2)
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