東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古代米の籾摺り作業

2009年12月24日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 先日脱穀作業した古代米を籾摺りしました。籾摺機の上部受け口に古代米の籾を入れると少しずつ吸い込まれて籾摺りされます。籾摺りされた後の玄米は所定の袋に排出されます。そして、籾殻は外部に排出されます。そして、不良米は籾摺機の横のちょろちょろと排出されます。

                古代米の籾摺りに使った籾摺機
 

 籾摺機で一番多い方式はロール式です。一年ほど前に依頼されて修理したことがあります。一方、私が使っているのはインペラ式(衝突式)です。強い遠心力で発生した衝撃で籾殻と玄米を分離する方式です。

     ワラ屑が混じる古代米         籾殻は外部に排出
 

 今回籾摺りした古代米は、倒壊して泥がたくさん付着したものを稲刈りしたものです。このため、脱穀してもその籾にまだ泥が付着していました。籾摺りすると泥の煙が籾殻と一緒に排出されました。また、枯れたワラ屑が大量に混じっていたため、籾摺機の中でワラ屑が何度も詰まりました。詰まるたびに電源を落としてその屑を取り出し掃除しました。

     ワラ屑が詰まる箇所をはずす        詰まったワラ屑
 

 いろいろ難渋した籾摺りでしたが、なんとか古代米を玄米にすることができました。古代米はややもち性です。また、古代米だけでは食味が欲りません。普通のうるち米と混ぜて赤飯のようにして食べると比較的おいしく食べることができます。

                             籾摺りされて袋に排出される古代米の玄米     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする