東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

冬水田んぼの試み

2009年12月28日 | 稲:その他
 今年は稲刈りや脱穀が遅くなってしまいましたが、その後の田んぼは冬の間に水で満たす冬水田んぼにしようと思います。脱穀後の稲ワラが大量に余りましたし土手の枯れ草もあるため、それを田んぼにすきこむ意味でも数年ぶりの冬水田んぼです。

             水を入れる前に稲ワラなどを散布
 

 冬水田んぼにすると春先にカエルが卵を産むようになります。そして、その卵からおたまじゃくしが孵ります。すると、今度はそのおたまじゃくしを狙ってサギなどの鳥が来るようになります。いろいろな生き物が田んぼを巡って生存していることが実感できます。また、田んぼを水で満たすと稲株で越冬する害虫の螟虫類(二かメイチュウなど)が死滅する効果もあるようです。

     水を入れた田んぼ(田植え準備する4月頃まで水で満たす)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする