東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

藍の採種

2009年12月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 藍染めに使う藍(あい)の種を採取しました。藍染めといっても生葉を使うお試し的な染物しかしていません。毎年のように春に種を蒔いては、秋に次年ために種を取っています。本格的な染物に使うのであれば、もっとたくさん栽培してみたい植物です。

                霜が降りて、枯れた状態になった藍


 藍の種は、ゴマ粒ほどのとても小さな茶色の種です。手ですりつぶすようにすると皮が簡単に取れます。口で吹くか風に通して皮を飛ばします。皮を飛ばした種だけを集めて来年のために保存します。

      先端に付いた種              手で揉むと種と皮が分離
 

 藍の種に限りませんが、秋に採種した種は口を閉じたビンに保存します。そして、そのビンの中には乾燥剤も一緒に入れます。去年からは脱酸素剤(実はホカロン)も入れています。種の種類にもよりますが、これで4,5年は確実に種が保存できます。数年間も蒔く予定のない種は、さらに種子専用の冷蔵庫に入れて保管しています。

                 手に取って束ねた藍の穂先

コメント
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