もうすぐ冬になります。だんだん寒くなるためか、草木が次々に枯れ始めました。栽培しているササゲも枯れ始めました。葉はまだ緑が少し残っているのに、ササゲ豆の鞘がほとんどが茶色になりました。手で持って振るとカラカラ音をたてます。これはササゲ収穫の合図です。収穫したササゲの鞘を入れる箱を持ち込みました。そして。ササゲ畑の中に踏み入れササゲの鞘を次々に収穫しました。
ササゲの鞘を次々に収穫して箱に入れる
ササゲ豆はご飯の中に入れてササゲご飯にします。しかし、息子はそれを知りませんでした。さらに、ササゲすら知りませんでした。今やササゲを食べる事か少なくなっているからでしょう。小豆と比べて甘みが少ないことと、豆固有の臭みがあるからでしょう。
今回収穫したササゲの鞘は次の成器塾に持って行こうと思います。ポケットティッシュケースを作り終えた子供達に、鞘から豆を取り出してもらおうと思っています。貴重な豆取り体験になるのではないでしょうか。
成熟したササゲの鞘 収穫したたくさんのササゲの鞘
ようやく涼しい季節になりました。夏に生い茂った畑などの草刈りをし始めました。近年の夏は猛暑が続くため、無理すると熱中症になる恐れがあります。また、蚊が刺すためどうしても長袖を着なければならず、熱が体にこもります。そのため、どうしても夏は草刈りがおっくうになるのです。
最近、秋の今頃に夏に生い茂った草を刈りとります。そして、畑を本来の姿に戻しています。今回は、サツマイモ畑の草刈りをして芋掘りできるようにしました。3年前にイノシシにサツマイモ畑を荒らされて以来、電柵で囲んでイノシシから防いでいます。その電柵を仕舞った上で草刈りし、サツマイモの葉を片付けました。
黒マルチを剥がしているサツマイモ畑
サツマイモ畑で芋掘りできるようにするため、次の四つの順に作業しました。①電柵周りの草刈り。②電柵の引き抜き。③サツマイモの葉を撤去。④黒マルチ剥がし。です。意外に面倒だったのは電柵の引き抜きです。電柵の電線に草や蔓などが絡みついていたことです。そのため、電線を最初に解こうとしましたが草が絡みついてできません。そのため、電線が付いたまま電柵を引き抜きました。電線を解くのは後日としました。続いて、サツマイモの葉の撤去ですが、最初に草刈機で葉を刈りました。その後、根元を鎌で切って長い蔓や葉を別の場所に引きずりました。
生い茂ったサツマイモの葉と蔓 草刈機でサツマイモの葉を刈る
最後に黒マルチを剥がしました。これまた草の根などが黒マルチを絡みついていました。クワで黒マルチの裾を剥がすようにして撤去しました。ゴミとなった黒マルチは、後日ゴミ袋に入れて捨てようと思います。このサツマイモ畑に後日、子供達がやって来て芋掘りする予定です。
ようやく黒マルチを剥がすだけとなったサツマイモ畑
毎年小豆を栽培しているのですが、無農薬のためか去年はカメムシの大発生で全滅しました。今年もカメムシが発生していたため小豆を諦めていました。そこで、小豆を刈ろうと草刈機を持って小豆畑にやってきました。すると、わずかに小豆が実っているではありませんか。貴重な小豆、小学校の放課後学習 成器塾で子供達とお汁粉を作ろうと思います。
今回、一昨年と同じように田布施コットンクラブの方々にお願いして、少ないながらも小豆の鞘を収穫していただくことになりました。ありがとうございました。豆ではなく鞘を収穫した理由は、子供達に小豆のことを知ってもらいたいからです。そのために、成器塾で子供達に鞘から小豆を取り出してもらおうと思っています。そして、去年できなかったお汁粉か又は水羊羹を作ってもらおうと考えています。
小豆の鞘を収穫しているコットンクラブの方々
小豆畑で小豆の鞘を探しました。すると、鞘がついている小豆と、そうでない小豆がありました。カメムシなどの害虫が発生した小豆は鞘が実っていません。それどころか小豆自体が茶色く枯れかかっていました。小豆畑の隅っこはかろうじて鞘が付いていました。カメムシが発生するしないは何が原因なのでしょう。風の向き、小豆自体の害虫に対する強さ、土壌の違い、カメムシが嫌がる虫の存在など、自然のからくりは不思議です。
私が八王子市に住んでいた頃、無農薬にもかかわらず小豆がよくできていました。田布施より気候が寒いからでしょうか。その頃は昔の道具を使用して小豆を収穫していました。
鞘の中に納まる小豆 どんぐりを拾う どんぐり帽子
小豆の鞘を収穫していると、どんぐりが落ちているのを見つけた方がいました。そして、たくさんのどんぐり帽子も。どんぐり帽子はどんぐりのへたの部分です。どんぐりやどんぐり帽子はドライフラワーの材料になるそうです。
さて、収穫した小豆の鞘をこれから天日干しします。カラカラに乾燥すると、鞘が二つに割れやすくなります。次回の放課後学習は、最後の刺し子コースター作りです。作り終えた子供に、この鞘を割って小豆を取り出してもらおうかと思っています。
天日乾燥中の小豆の鞘、虫に食われて鞘の色がいまいち
6月、麦を収穫した跡に小豆の種を蒔きました。その小豆が花を咲かせ始めました。マメ科特有の形をした黄色の花弁です。花の周辺をよく見ると、小さな鞘がたくさん出ていました。ところで、今は花盛りですがこれからカメムシや青虫などの被害が増えると思います。実際に鞘にカメムシが付いていました。カメムシは鞘の栄養を吸い取るため、鞘が小さいままで豆が育ちません。被害を防除するため、たびたび小麦畑に行ってこれらの害虫を退治しようと思います。
開花した小豆の黄色い花と小さな鞘(さや)
大豆もそうなのですが、豆が大きくなると今度は鳩の被害にあいます。豆は鳩の大好物のようで収穫する頃にやってきます。さすがに網を小豆畑全体に覆うわけにはいきません。「三割位の豆を食べさせてあげる代わりに、残りの七割は残してね!」の考えでいます。100%人間が収穫しようとするから農薬を使わざるを得なくなるのです。鳩やスズメは害鳥ですが、季節によっては害虫を食べてくれる益鳥です。人も鳥も共に自然の中で生きる生き物と思えばいとおしくなります。
小豆の先端に付く花やつぼみ マメ科特有の形をした小豆の花
温帯ではサトウキビはなかなか育ちません。熱帯に近い季節である7,8月は元気に育ちます。そして、秋になると成長が止まり12月霜が降りるようになると枯れてしまいます。ですが、10月に茎を収穫してかじると甘い汁を楽しむことができます。
我家には同じく熱帯でないと育たないバナナがあります。同じように7,8月には大きな葉が茂ります。そして、8月には花が咲きます。しかし、バナナの実が大きくなり始めた頃に秋になります。すると、実は大きくならないまま枯れてしまうのです。根は越冬します。温室内で育てれば実が大きくなるのではないかと思います。ビニール温室で育ててみようかと思いましたが、温室の費用が莫大なため止めました。
だいぶ背が伸びてきたサトウキビ
去年茶豆を栽培したのですが、すべての豆を収穫できず放置していました。その放置した茶豆のこぼれ種が芽を出して育っています。特徴的な楕円形の葉がたくさん出ています。そのうち、マメ科特有の黄色い花が咲き始めると思います。花が咲き終わると、細長い鞘が伸びてきて豆ができます。その豆を今年も採取して豆茶にします。こぼれ種からたくさんの芽が出ますので、茶豆はとても野性的で強い植物なのでしょう。
こぼれ種が発芽して成長した茶豆
先日種をまいた小豆畑の草取りをしました。低い草ばかりですので、草刈機を使わないで耕運機のロータリーを使って雑草をうない込みました。梅雨明けしたとは言え。、時々雨が降るため雑草はとても元気です。最低でも二週間に一回は草取りが必要です。
ところで、去年のこぼれ種から芽生えた小豆と小麦の刈り取り後に種をまいて芽生えた小豆があります。前者はもう花が咲くほどに育ちました。後者は芽生えてようやく葉が出ました。
耕運機のロータリーを使って除草耕運
最初に小麦の刈り取り跡に種を蒔いた小麦の除草耕運をしました。小豆を間違って耕運しないように、耕運機をぎりぎり近づけました。耕運機で除草後はクワを使って土寄せしておきました。そして、この畑は肥料分が少ないため化成肥料をまいておきました。一雨降れば元気に育つと思います。
低い草がびっしり小豆畑 小豆にぎりぎり近づく 除草後クワで土寄せ
こぼれ種から芽生えた小豆はだいぶ大きく育っていました。この位に育つと草が生える余地がありません。近くを軽く除草耕運するだけにとどめました。小麦畑の除草耕運が終わると、ジャガイモ畑を除草耕運しました。そして、秋に種をまく予定の空き地の除草耕運をしました。秋に種を蒔くまでに、もう二度ばかり除草耕運する必要がありそうです。熱中症にならないように2時間程度作業して終わりにしました。
次々に土寄せと施肥 こぼれ種小豆の除草耕運
梅雨の時期は、晴れたらすぐに野良仕事をしなければなりません、そうしないと、再び雨が降り始めてチャンスを逃してしまいます。今回、梅雨の間の短い晴間に急いで小豆の種まきをしました。種まきだけならばすぐ終わるのですが、種まきの前に畑を耕やさなければなりません。小豆の種まきをする畝を耕し終わるとすぐに種まきしました。それが終わると、次に種まきする場所を耕しました。
耕運機で畑を耕し終わると、すぐに小豆を種まき
小豆はなるべく農薬などを使って防除したくありませんでした。そのため、小豆の種まき間隔を1mにしました。そうすると、ある小豆が病気や害虫にやられても隣の小豆に移りにくいです。毎年カメムシにやられるのですが、葉や茎を伝わってカメムシななどの害虫が移動するようです。その移動を妨げるため1m間隔にしました。野菜の間隔を開けると、風通しが良くなって病気が広がりにくいとも言いますので。
小豆の種まき箇所を耕運 巻き尺を畝を張る 1ヵ所に3粒の種まき
小豆の種まきが終わると、次いでジャガイモ畑の畝間などを耕しておきました。梅雨のシーズンは雑草の成長シーズンです。小さな雑草だと思って油断すると、いつの間にか大きく成長しています。背が10cm位になる前に刈り取りしておかないと耕運時に困ります。背が伸びた雑草が耕運機のロータリに絡みつくのです。絡みついた雑草はロータリー内でお団子状態になります。すると、土を耕せないばかりか、耕運機を痛めてしまいます。今回は、先日雑草を前もって刈り取りしておいたので、たやすく耕すことができました。今回耕した場所に、サトウモロコシ、茶豆、残った藍を移植、ハトムギなどを植えようと思っています。
ジャガイモ畝間の除草耕運 茶豆などを育てる畝を耕運
今年も小豆の種まきをします。去年カメムシが大発生して収穫ゼロでしたので、今年はカメムシが発生しないように防除しようと思います。これまで農薬を使わないで栽培してきました。そのため、たくさん収穫できるか、逆に害虫が発生してダメになるかのどちらかなのです。中間がありません。今年は、小豆の株を1m間隔にしようと思います。隣の小豆に害虫が伝わっていけないように、との工夫なのですが通用するでしょうか。ちなみに、収穫した小豆は小学校の放課後学習でお汁粉作りに使おうと思っています。
小豆の種をまく予定の畑の雑草を刈り取り
種をまく前に耕運機で耕します。しかし、雑草が思いのほか成長しました。雑草が生えたまま耕運すると、ロータリーの刃に雑草が巻き付いて耕すことができません。そのため、事前に草を刈り取っておきます。草刈りして気が付いたのは、去年のこぼれ種から芽生えた小豆がありました。この小豆は刈らないでおきました。
草刈りする前の畑 刈り取り後、右隅にこぼれ種の小豆
ところで、小豆の種まきする予定の畑は以前小麦畑でした。小麦を栽培していた跡がくっきり残っています。刈り取った小麦はブルーシートを掛けて天日乾燥しています。そろそろ脱穀しなければならないのですが、なかなか良い日取りがありません。梅雨はいつ雨が降ってもおかしくありません。手伝ってくれる友達の予定や私の予定に加えて、晴れた日を予測しなければなりません。小麦の脱穀はいつのことになるのやら。
草刈りを終えた畑、小麦跡がくっきり残る
ソラマメを収穫しました。私が子供の頃のソラマメは一種の保存食でした。そのため、鞘が黒くなって乾いた頃に収穫していました。硬く乾いた茶色のソラマメを収穫したのです。そのソラマメを炒っておやつにして食べていました。とても硬くて食べにくかったことを覚えています。しかし、噛むほどに味が口内に広がりました。
硬い豆を噛めば、歯やあごが鍛えられます。そのせいか、私は虫歯がありません。たまに歯が欠けて治療することはありますが入歯とも無縁です。硬く炒ったソラマメを噛んで育ったからでしょうか。そう言えば、炒った硬い大豆も噛んでいました。今の子供は、炒り豆を食べることがあるのでしょうか。
茎にたくさんぶら下がったソラマメの鞘
ソラマメの鞘が、次々に太くなり色がくすんできています。そして、下に垂れ下がるようにもなりました。ソラマメの収穫時期です。ソラマメの鞘を数個収穫してみました。すると、中から美味しそうな豆が顔を出しました。薄塩で茹でたソラマメを食べると、素朴な季節の味がしました。
今年は支柱を立てて軽く紐を回しただけでした。しかし、大きな風が吹かなかったので倒れるソラマメはありませんでした。我家だけでは食べきれないため、息子夫婦にでも送ろうと思います。共働きで子育て中の忙し息子夫婦は、このソラマメを調理する時間があるでしょうか。
収穫した鞘 美味しそうな豆 軽く塩ゆでして食べる
12月に伐採したこならの原木にしいたけ菌を植え付けました。伐採してから2ヶ月後に植え付けると良いらしいのですが少し遅れてしまいました。雨が止んだ時間を狙って作業しました。人が品種改良したしいたけなので野生のキノコに負けてしまいます。そのため、原木を埋め尽くすように20cm位の間隔でしいたけ菌を植え付けしました。しいたけ菌は、円頂部が無い円錐形のような形をしています。駒とも言い、それを原木に打ち込むのです。今年は5本程度の原木にしいたけ菌を植え付けしました。
電動ドリルで開けた穴に、しいたけ菌を植え付け
最初電動ドリルを使って、決まった直径で深さ2cm位の穴を原木に開けます。穴が開くとすかさずしいたけ菌の駒を差し込みます。そして、その駒を木槌を使って穴の中に叩き込みます。原木に隙間なく駒を打ち込み終わると、残りの原木にも駒を打ち込みます。原木が何十本もあると、とても疲れる作業です。とくに腰と腕が疲れます。休み休み作業すると良いでしょう。
電動ドリルで穴あけ 穴にしいたけ菌の駒挿入 木槌で駒を打った後
今は電動ドリルを使って効率的に作業できますが、20年位前は穴あけ専用ハンマーを原木に振り下ろして穴を開けていました。そして、同じハンマーの背部を使って駒を穴に打ち込んでいました。駒を植え付け終わった原木は、雨粒が直接当たらない湿った日陰に並べて置きます。大切に管理しておくと、しいたけ菌が駒を中心に菌糸を伸ばしてきます。そして、2年後頃に美味しいしいたけを収穫できます。今年度収穫したしいたけは一昨年菌を植え付けた原木から生えたしいたけなのです。
木槌でしいたけ菌の駒を打ち込む 駒を打ち込んだ原木を並べる
このところ急に寒くなりました。早朝に外に出ると、うっすらと白くなっています。霜にしては白いと思ってよく見ると、深夜の間に雪が降ったようです。そこで、はたと忘れていたことに気が付きました。サトウキビの越冬作業です。サトウキビは沖縄ような暑い地域でよく育ちます。この田布施町では夏はそれなりに育ちますが、野外に置いたままにすると、冬を越すことができず枯れてしまいます。そのため、今年も急遽サトウキビを越冬させるための作業をしました。まずは、ノコギリですべてのサトウキビを根元で切りました。そして、茎を30cm位の長さで切りました。
根元で切ったサトウキビの茎を、30cm位の間隔で切る
30cm間隔で切る理由は、収める箱の長さが35cm位だからです。30cmにすると、綺麗に箱に収めることができます。例年の保存経験からすると、2月までは問題なく越冬します。しかし、3月から4月にかけて茶色に変色して傷んでくる茎がどうしても出てきます。保存のこつは、第一に温度です。10度以下に下げてはいけません。暖かい室内に保管します。第二に湿度です。適度な湿度で保温できるように、湿らせたタオルを同梱しておくと良いです。第三に日光浴です。天気が良い日に日光に当てると良いようです。来年の4月まで何%のサトウキビが冬を越せるでしょうか。
根元から茎を切る 30cm位の間隔で切る 保温箱に収納
絹さやエンドウ豆、グリーンピース、タマネギなどの春野菜の種まきや植え付けはほぼ終わりました。今回は最後に残っていたソラマメの種まきをしました。ところで、私は子供の頃ソラマメが嫌いでした。私の祖母は、カラカラに乾いた鞘からソラマメを収穫していました。祖母は日がな一日その硬いソラマメを炒っては食べていました。当然子供だった私にもおやつ代わりにくれていました。炒ったソラマメは、とても硬いため何度も噛まないと飲み込むことができませんでした。甘くもなく美味しくもないおやつでした。思えば、今の私に虫歯はありませんし入歯もありません。硬いソラマメを毎日のように噛んでいたため、歯が丈夫になったのでしょうか。
ソラマメの種を一粒ずつ、浅く堀った穴にまく
今年購入したソラマメは緑色にコーティングされていました。殺菌剤なのでしょうか。発芽中に病気になったり虫に食われないためでしょう。絹さやエンドウ豆はすでに発芽しています。ソラマメは12月上旬には発芽するのではないかと思います。なお、空いた窪みに砂糖大根の種もまいておきました。来夏砂糖大根をたくさん収穫して、少量でもかまわないので砂糖を生成できないかと考えています。
耕運機で畑を耕す ソラマメ用の畝 コーティングされたソラマメ
来春の収穫に向けて絹さやエンドウ豆とグリンピースの種をまきました。以前はスナップエンドウ豆も作っていましたが、食べ慣れないので数年前から作るのを止めました。エンドウ豆類は連作障害があります。そのため、5年以上エンドウ豆類を作っていない場所に種をまくことにしました。エンドウ豆類の種をまく前準備として、最初に草刈機で雑草を刈り取りました。その後、耕運機で畑を丁寧に耕しました。
畝を作った後、50cm間隔で絹さやエンドウ豆類の種をまく
耕運機で耕した後は、他の野菜と同様に平クワで鞍型に土を盛り上げました。そして、レーキで形を綺麗に整形してから、トントンとレーキで叩いて畝を固めました。次はいよいよ種まきです。株間は余裕をもって50cmにしました。春になると、豆類は勢いよく伸びて支柱に巻き付き始めます。株間に余裕をもたせないと、茎や葉が混みすぎるようになります。
平クワで土を盛り上げ レーキで畝を整形 巻き尺を畝に渡す
50cmごとに移植ごてで小さな浅い穴を掘ります。今の時期は雨がなかなか降りません。そのため、これらの穴にジョロで水を注いで土を濡らします。その湿った穴に種を三粒づつまきました。三粒のうち一つか二つは、芽生えた後に間引きします。以前、花を楽しむためスイートピーの種を隣にまいたことがありました。さて、来春も美味しい絹さやエンドウ豆とグリーンピースを収穫できるでしょうか。忘れていましたが、ソラマメの種も近日中にまこうと思います。
50cm間隔で低い穴を掘る 一つの穴に三粒の種をまく
甜菜(サトウダイコン)を栽培しましたが、暖かい山口県ではなかなか育ちません。秋に種まきをして育ったのは1株だけでした。この太株を砂糖作りに使ってしまうと、種子を取ることができません。そのため、たった一つの太株を大切に育てて、今回やっとその太株から種子を取ることができました。この秋に今回採種した種を何粒か蒔こうと思います。春になって太った株をたくさん収穫できれば、砂糖作りをしてみようと思います。ただ、甜菜の主産地は寒い北海道です。どうすればこの山口県でうまく栽培できるでしょうか。
花が散って約1ヶ月後の甜菜の種子
ところで、種子を採取した甜菜の太株は異形の形をしています。イボのように四方八方に枝が出ています。7月にその枝の先端に花が小さな白い咲きました。その花が散った後に種ができたようです。花の数だけ種ができたのですが、とても種の形には見えません。しわしわの小さな粒状の種が付いていました。ゴミ粒のようにも見えるその種を、枝からこそげ取りました。
最後まで残った1株 枝部分を刈り取り 種が付いた枝
採種した種子を10月に種まきしようと思います。冬の間に育って初夏に根が膨らみます。その太株をすりおろして絞ります。したたり落ちた液を煮つめると砂糖が残るようです。まだ、試していませんが、どんな砂糖ができるのでしょう。砂糖モロコシは水飴状の砂糖が取れます。砂糖大根はサトウキビのような固形の黒砂糖ができるのでしょうか。来年の初夏に試してみたいと思っています。
枝から種をこそげ落とす 収穫したたくさんの種子