傑作です。
ミリオネアに挑戦してあと1問のところまできた、スラム出身の学歴のない青年の子供時代から今に至るまでのエピソードが問題と運命的にリンクして・・・。
何といっても構成力が素晴らしい。そしてインドならではの要素が加味されて、見事なまでのラブストーリーです。そしてこの映画がアメリカ映画を差し置いてアカデミー賞を獲ったことが素晴らしい。
しかし、最後の問題はあれしかないんだろうけど、2000万ルピーの問題にしては少々簡単すぎやしませんかねぇ？（だって、私解りましたもん・・・）
万城目学のデビュー作の映画化。
京都という舞台があってこその設定なんですね。でも千年続いている祭りなのに、何で大学生が引き継いでるんだろ？・・・・・なんて細かいツッコミは野暮というもの＾＾。この世界観にハマってしまえば、こんな面白いもんはないでしょう。
ホルモーの部分もいいけど、私的には四条河原町のところが結構好きなんですよね・・・いや～京都での祭りには何か裏があるんですね～＾＾；
ＴＶ『鹿男あおによし』も良かったから、新作の『プリンセス・トヨトミ』の出来るだけ早い映像化を望む！
タイトルからは想像つかないくらい、泣ける話でした。
もちろん面白かったのは面白かったんですけどね・・・綾瀬はるからしい真面目なんだけど、少しボケた感じがマッチしてましたし、時代を昭和５４年というところに持っていったという点も成功してるんだけど・・・・・画面から昭和５４年だという雰囲気があまり出てなかったのは残念なところ・・・。
羽住監督の『逆境ナイン』を真面目にした感じかしら・・・『海猿』と同じ監督とは思えないところもあるけどね・・・。
昔だったらピーター・セラーズなんだけどね・・・。
アニメのクルーゾー警部のキャラが変ってる・・・新しい人に変ったからやね。で、内容だけど・・・こんなもんでしょう・・・と言うか、日本じゃ絶対に出来ない作品ではあるわね（日本で作ったなら、もっとドタバタになってるしょうから）。作品中に日本も出てきたし、まあそれなりに面白かった・・・っていうことで。
先輩を追いかけるように、日本の大学に入って映像の勉強をしようとするソラ。しかし、先輩は先に帰国・・・友達もあまり出来ずに笑顔のない生活をしてるなか、課題でだされたテーマを捜すうちに、用務員の松本さんと知り合う・・・・。
染五郎のおじさん・・・というか冴えない役というの珍しいけど、なにやらせてもちゃんとできるってのもスゴイもんです。ユンナ演じる留学生とのからみもいい雰囲気で・・・。ユンナは久しぶりに見ましたが大人っぽくなっていて嬉しかったね、これから日本でも活動して欲しいもんですが・・・。
しかし、なんで留学先が長野なんだろ？
