2007年に映画館で観た映画は93本でした。そのうち91本が邦画でした。まあこれくらい観てますんで、勝手に賞などを考えてしまいますわ＾＾。
作品賞 「長い散歩」
主演男優賞 堤真一（「続・三丁目の夕日」「魍魎のはこ」）
主演女優賞 成海璃子（「あしたの私のつくり方」「きみにしか聞こえない」）
助演男優賞 柄本明（「やじきた道中 てれすこ」「魍魎のはこ」）
助演女優賞 小泉今日子（「やじきた道中 てれすこ」「転々」）
新人賞 北乃きい（「幸福な食卓」）新垣結衣（「恋するマドリ」）
監督賞 大林宣彦（「転校生」「22才の別れ」）
最優秀子役賞 佐々木麻緒（「マリと子犬の物語」）
最優秀アニメ＆お馬鹿作品賞 「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE」
絶対、ふつうの映画賞では考えられん選出だな・・・。
京極堂シリーズの2作目・・・といっても、監督が違うからね出演者がほとんど同じでも前作とは全く違った感じになってます。
私は原作を読んでないんですけど、映画としては面白かったですよ・・・特に、堤・阿部・椎名の掛け合いのところとか、田中麗奈とか（こういう、ちょっと男勝りの役をやらせたらこの子は絶品ですから・・・）、スピード感のある展開とか、なんか訳のわからない雰囲気とか・・・。ただ原作ファンの人には、違和感があるんでしょうねぇ（まぁ、あの長文を2時間13分にまとめるほうが無理あるし）
しかし、あの「腕」と、腕の無い姿は（現在なら）PGぐらいついてもいいようなもんだが・・・結構グロいんですけど、脚本とアドリブが楽しかったんで2時間超でも面白くみれましたよ。
１９８７年・・・勝ち星がない弱小少年アイスホッケーチームに成り行きで監督になった先生と子供たちに奇跡が・・・。
まあベタなネタではあります・・・。弱小チームが、団結していき強豪チームに勝つ・・・でも、子供たちと森山未來がとっても良かったので、それはそれで心地いいものでした。
森山のタップや森公美子の唄（？）など適材適所の配役でしたが、やっぱりアイスホッケーで選んだ子供たちでしょうね。この考えは陣内監督の勝利でしょう。
ただね、「Little DJ」のときもなんだけど、重大な病気が白血病というのはなんか芸がないというかなんというか・・・20年前でも、まだダメなのね・・・。
1977年・・・入院した12歳の男の子が、院長の薦めもあってお昼の館内放送のDJを始めた・・・。
さすがに神木君です。まさにこの男の子の役は神木君しかできないでしょうなぁ・・・。もちろん脇を原田芳雄を始めいろんな方が固めていますが、この演技はなかなかなもんです。そして福田麻由子・・・いままで何かを抱えてる役が多かったけど、笑ってる顔がいいですねぇ・・・。
ネタがネタだけに泣ける話ではありますが、やさしい話だと思います。最後に「年下の男の子」がかかったときは、結構きましたからねぇ・・・。
ただ、小林克也さんだけは、どんな役でも小林克也なのね・・・。
「立喰師列伝」で懲りたはずなのに・・・＾＾；
前回は、アニメ（というかなんというか・・・）でしたが、今回は実写です。ただ今回は立喰を生業としているという感じがあんまりしなかったのは残念！前回のような屁理屈をもっと聞きたかったという気がします。
