最初からショッキングな映像が続きますなぁ・・・この間、あんな事件があったばかりやから、妙なリアリティがあってイヤやったけどね・・・。
劇場版っていっても、TV版の雰囲気はそのまま・・・でも主演者が少し豪華・・・。で、このシリーズはこれで終わってしまうの？？？まだまだ見たいシリーズなんだけどなぁ・・・しかし、主役の倉石には何もかもお見通しなのか・・・。
それと、こういう役をやらしたら、柄本兄弟は完璧ですなぁ・・・もっと他の役どころが見たいんですけどねぇ・・・。
書店の店頭にある頃からタイトルが気になってたんですよね・・・だから私の中では「有川浩」といえばこの作品なんですよ・・・。フジのノイタミナでアニメになったときからもう４年も経ってるんですねぇ・・・。
話は、TVの続きってな感じで、TV見てないと解りにくいかも・・・原作本編の最終話ということで・・・図書隊とメディア良化委員会との闘いもこれで一段落するんですよね・・・。
私も悪書を野放しにするのは反対だけど、こんな検閲が入る世の中になるのはイヤですねぇ・・・パンフに有川さんが書いてるように、この話がお笑いエンターテイメントとしてかたづけられるような世の中の方が絶対にいいんですけどね・・・。
あの「愛と誠」も三池監督の前ではこうなってしまうのね・・・
ミュージカル仕立てになってるけど、主要メンバーで若いのが武井咲と大野いとしかいないなんて・・・あとは30代と40代が高校生役って・・・。
で、「愛と誠」ってこんな話でしたっけ？脚本が宅間さんだから、面白さに走るのは仕方ないにしても・・・誠役は妻夫木でも、西城さんの歌があったからいいにしても・・・愛役の武井をあんなキャラにするなんて・・・故早乙女愛さんに謝れ！・・・って言いたくなるような突き抜けた作品でした。
浅川巧・・・朝鮮が日本に併合されていた時代に朝鮮の山々に植林するために尽力し、その後兄と共に白磁を中心とした朝鮮の美術品の保護に努めた人物。40歳で逝去したが、その棺を担ぎたいという朝鮮の方が数多くいたという・・・。
こういう人物がいたことを知りませんでした。映画の出来事がどこまで実際の出来事なのかはわかりませんが、稀に見る好人物ということはわかりました・・・その浅川巧を吉沢悠が好演しています。黒川智花・酒井若菜も妻を好演しています。この辺りの俳優陣は派手さはないものの実力があるからねぇ・・・それに高橋伴明監督の演出もいいです。ただ唯一惜しむらくは流れが速くて、説明不足の点があると思われることぐらいか・・・。
地方の名画座に夏休みの期間だけ映写技師としてバイトをすることになった大学生とその映画館の映写技師の若い女性・・・・・3年間映画館から出ることもなく、月曜日に精神が不安定になってしまう彼女にはある秘密が・・・。
とにかく主演の三根梓がよくやってたなと・・・もちろん西島（ＡＡＡ）と高良もいいんだけど、三根の頑張りに尽きます。ＣＭで見るときとは違って、何か訳ありの目線が良くて、物語も最後までいい緊張感を保ったままエンディングを迎える・・・そして、この続きも見たいと思わせる・・・良作です。もっともっと宣伝をして欲しいし、これはお勧めの作品です。
