豪邸・両親がいない従姉妹・ピアノ・火事・遺産相続・リハビリ・『月の光』・・・。
全て見終わるとミステリーのトリックの王道の一つなのに、それを気づかせないくらいのスポ根のピアニスト物語というか青春物語になっていて、もちろん真相はわかってるんだけどラストの演奏には涙しました。
橋本愛はこの1年の出演数といい、その内容といい、良い女優さんになりそうです。それに清塚さんはピアニストなのになんだこの芝居の上手さは・・・岬先生はシリーズ化してもよさそうです。
ＣＢＣ制作ということもあり舞台が愛知などの制約が見られましたし、ミステリー面での弱さはありましたけど、利重監督が上手くまとめていて充分たのしめる作品です。
小学校卒業して以来、団地の中だけで生きていくことを決めた少年の18年間。
濱田岳は得難い俳優であることを痛感する作品です・・・もちろん中村監督との相性もあるんでしょうけどね・・・。あと波留と倉科カナが・・・ね、いいスパイスです・・・でもねこんな2人にあんなことしてもらえるなら団地の中に引き籠もってもいいかなとは思いますけど・・・。
中盤の団地を出れなくなった理由と彼の日課に意味と、後半の少女とのエピソードは泣きそうでしたね・・・そしてラスト・・・彼はどうやって生きて今どこにいるんだろう？
瀬戸内海の島から、東京に住む子供達に会いに来た老夫婦。子供達の家を転々とするが・・・。
山田洋次監督が小津監督の『東京物語』にオマージュを捧げた作品。正直、台詞が少し作り込み過ぎかなとは思うんですけどね、演じてる方々が実力者なんで最後までじっくりと観ることが出来ました。
戦後すぐの時代と違って現代の話になってるんですが、まぁ物語の根幹は変わらないものだな・・・ということで・・・。
とあるひなびた温泉旅館で、突然寿司が人を襲い始めた・・・ドジな仲居さん（家出中の寿司職人の娘）とその寿司達との闘いが始まる。
武田梨奈がいままでとは違ってコメディ部分の多いヒロイン役を演じてます。まぁ井口昇監督作品だからこれくらいのスプラッターコメディは当然なんですが、今までよりも後味がいいのは珍しいかも・・・。しかし、井口組の常連の亜沙美は何でもやっちゃう女優ですなぁ・・・。
ゲキ×シネの１０段目・・・劇団新感線の舞台の映像化。
私はアカドクロもアオドクロも未見なんで、話の筋すら知らずに観たんですけど・・・面白いじゃないですか・・・なんで今まで見なかったんだろう？
もちろんワカドクロと言われるだけあって出演者が若いのが特徴なんでしょうけど、いいメンバーを揃えてますなぁ・・・小栗旬と小池栄子の演技は特筆されるべき・・・。
