「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」の監督と、「ホタルノヒカリ」以来コメディ的な要素が光ってる綾瀬はるかのSFテイストでありラブコメでもある作品。
とにかく綾瀬が可愛い！これだけでもこの作品を見る価値はあると思うんですがね・・・ただ、話のオチ的には「・・・・・で、この後どうする？」みたいな感じですわ＾＾；
サイボーグネタの鉄板とタイムトラベルネタの鉄板が足された感じですが、時間の経過という点が少しややこしいかな？と思いますね（でも、これがオチなんだから仕方ないんだけど・・・）。ネタバレをしないように感想を書くとこんな感じになっちゃいますね＾＾（さて、綾瀬さんは何役をやっているんでしょう？→だからネタがバレるって＾＾；）。
高校を中退して家計を助けてる16才の女の子と、余命1年半のカリスマ塾講師が偶然出会うことで、少女の東大受験を進めていく話。
といっても、受験を目標として2人の生きる目的捜しのような話になってるところが秀逸。そして少女役の寺島咲と講師役の豊原功輔の雰囲気がとっても良くて、王道的な話ながらも最後はなぜか泣けてくる・・・いい作品です。（ただ、ラストの後日談はいらんかも・・・）
この作品も、大阪では布施ラインシネマだけなんだよなぁ・・・もう少し上映館が増えればいいのに・・・。
「運命じゃない人」の内田けんじ監督の最新作。出来れば、何の情報も入れずに観てもらいたい作品。
えーっと、何を書いてもネタばれになりそうなんで・・・＾＾；まあファーストシーンから、いろんな情報が詰まってるんですが、もうこの時点から観客はダマされています・・・。でもダマされていることが解ってからの方が観ていて気分が良くなるんでね・・・面白い作品ですよ。
ただ1回観ただけじゃわかりにくいかも知れませんねぇ・・・まあネタがわかってからもう1度みたくなる映画ではありますが・・・。
昭和初期、文芸春秋社というか菊地寛の秘書として働くこととなった葉子と社員で朝鮮貴族の出の馬、そして菊地寛の3人が織りなす恋愛模様・・・というのかなんというのか・・・。
西田さんの菊地寛がユーモラスでね、そして働くためにモガに変身する葉子を演じる池脇千鶴が可愛くてね（まあさすが池脇って感じなんですけど・・・）。そして余さんの江戸情緒が変にマッチして面白かったです。フィクションなんだけど、この後の主人公がどうなっていくのか気になる終わり方でしたしね。
しかし、こういう佳作的な作品が大阪で1館しか上映されず、2週目で1日1回上映になってしまうなんて、もったいない話なんだけどなぁ・・・。
70年前に製作された『按摩と女』のカヴァーと石井監督は言ってます・・・しかし元の作品を未見なんでね、比較は出来ないけど、なかなか味のある面白い作品になってます。
当時の脚本をそのまま使ってるので、言葉とか雰囲気が昭和初期の感じが出ています・・・それでいながら、草なぎと加瀬の演技が素晴らしくてとっても上質な作品になってます。
また今までの石井作品とは違って、突飛な状況もないし、難解な台詞もないし、我修院さんも出てないし＾＾；なんですけど、こんな感じの作品も撮れるだと思って見てました。
出演者が少ないんですけど、女学生の5人が結構豪華でしたわ・・・。
