マエストロ！

謎の指揮者の集められた、負け組の交響楽団がコンサートを開くまでの物語。

まぁ西田さんの顔芸につきますなぁ・・・こうなっちゃうと、松坂がいくら頑張っても西田さん中心の話になっちゃうよね。

個々に個性のある役者陣なんだけどね・・・コンサートシーンは良かったですよ。ただ、ラストが欲求不満！話が後に続かないっていうか後を想像できないのが難点。


それにしても、光石研・渋川清彦・嶋田久作・松重豊・・・今日観た作品にかぶって出てた方々ですが、こんなにいるってことは日本の俳優陣不足を表しているのかなぁ・・・。

ジョーカー・ゲーム

本格的な開戦の前、陸軍の中にあるD機関はスパイを養成している。

正直、予想よりは面白かった・・・亀梨もしっかり演技してるし、伊勢谷の雰囲気もいいしね。ただ、深田恭子はねぇ・・・いや、あれはあれでいいんだけど、ラストはメナードのCMみたいだし・・・。いろんなトリックがあって面白かったけど、すべて上手く行きすぎのような気が・・・まぁ第２弾を作るなら早めにしてほしいよね。

しかし、こんなしっかりとした機関があれば、戦争も負けなかっただろうに・・・。

映画 深夜食堂

ドラマは3部まですべてDVDに残してるくらい好きなドラマです・・・で、この映画版・・・とってもいいです！

骨壺の話を骨にして、３つの話を春夏秋冬に合わせてつくっているオムニバス形式ですが、私的には多部ちゃんの話が好きですね・・・なんといってもマスターの私生活が見えるのが嬉しい・・・マスターってお店の２階に住んでないんだぁ・・・とか、仕入れの様子とか・・・。そして主なレギュラー陣も総出演で・・・平田薫が出たのは嬉しかった・・・ドラマ版に思い入れがある人にも嬉しいつくりで・・・。

パンフ見て気づいたけど、高岡早紀と筒井道隆は『バタアシ金魚』だよねぇ・・・松岡錠司監督だもんね・・・。


映画版で最後じゃなくて、またドラマ版をやってほしいなぁ・・・。

摂氏100℃の微熱

淡路島を舞台に、名家のお坊ちゃまと29歳の女性の恋愛物語に阪神・淡路大震災を絡めた話。

平愛梨とちすんが関西出身なんで、関西弁に関しては問題ないんですけど・・・淡路島にそんな名家があるのか？
それと、大震災をそんなに無理に絡めんでも・・・もう少しコメディタッチにしても良かったと思うけど・・・。

KANO 1931海の向こうの甲子園

日本統治下の台湾で、まだ1勝もしたことがない嘉義農林学校野球部を率いることになった近藤岳太郎。3民族がいるチームをまとめて夏の甲子園の台湾予選から勝ち進み、甲子園で準優勝を勝ち取るまでの物語。

すばらしい作品です。どうして大阪アジアン映画祭のとき観なかったのかを悔やみました。こういう話があることも、選手たちの後の人生も全く知らなかったので、余計に心に沁みました。選手たちの演技が素晴らしい・・・永瀬正敏の佇まいも素晴らしい・・・多少の脚色はもちろんあるのですが、それがまた上手く絡み合っている。

3時間以上の作品でしたが時間は全く気になりませんでしたし、甲子園に来てからはもう泣きっぱなしで決勝戦のシーンは鼻水まで垂らしてましたもんね・・・。