古代ローマのテルマエ技師のルシウスが現代日本のお風呂にタイムスリップして、その技術を持ち帰ることで出世していく・・・。
まぁよくこの話を映像化しようと考えたもんだ・・・阿部寛ってシリアスからコメディまで幅が広いねぇ・・・特に現代日本でのギャップのシーンでの表情は特筆ものだと思うよ・・・話の流れも決して無理のないもの（まぁ基が大嘘なんですけどね・・・）で、起承転結がしっかりしてたからこの世界観に溶け込めたしね。それとこういう大嘘にちゃんと対応できる上戸彩ってもの貴重な女優だなと・・・。
しかし、なんで古代ローマと日本にしか浴場という文化が無いんだろう？・・・ラストを観てるだけで、風呂に入りたくなるのは私が日本人だからだろうか・・・。
会社を左遷され岩手の古民家に住むことになった一家が、座敷わらしと共に過ごすことで絆を取り戻していく・・・。
水谷さんのホームドラマって珍しいのね・・・まぁ座敷わらしが出てきますけど、結局は家族の話だしね・・・。ただ、物語の期間があまりにも短すぎる・・・。
座敷わらしの悲しい由来は初めて知ったけどね・・・ラストは原作通りとして・・・それ以降の古民家はどうなる？
まぁ原作がどうなってるか知らんけど、前篇を観てたら後篇の展開も読めてしまうっていうもの・・・これを裏切るような話になっていなかったのが残念。
それこそ、生田斗真を使ってるのに、『ハナミズキ』と似すぎている・・・これで泣ける女子が多数いることは知っているけど、全くもって話に深みがないねぇ・・・何の為に前後編としたのか？（映画会社が儲けるためなんだろうけど・・・）。
連城三紀彦の短編だそうで・・・。
20年くらい前の、6歳しか年が離れていない叔父と姪の話と、現在の叔父と姪の娘の話がリンクされているんですけど、叔父役の高橋克典が両方演じるのはちょっと無理があるんじゃないかと・・・。
でも、寺島咲はもっと注目されてもいいと思う女優なんだけどなぁ・・・若手でこれだけの役を演じられるのもそうそういないんだから。
ＳＰＥＣの面白さは、堤監督らしい小ネタにあると思う・・・。
『トリック』『ケイゾク』『ＩＷＧＰ』と同じように、連続ドラマの時が一番面白いのよねぇ・・・。もちろん映画版にも面白さはあるんですけどね、小ネタの数が違うというか何というか・・・。戸田恵理香と加瀬亮のコンビが良くなってるのも確かなんですけどね・・・でもこのシリーズではサトリが好きなだけに、「翔」の回の方が面白かったのよねぇ・・・。
でも、「ケツ」の回があれば観に行きますけどね・・・あの『猿の惑星』のようなラストは気になるし・・・。
