夏目漱石の「夢十夜」を1話ごと11人の監督が10話の作品として作ったもの。
それぞれの監督の特徴が出ていていました。私的には松尾スズキの作品が好きですが、好みは見る人によって分かれそうです。ただ、原作を知らんので、どういうアレンジがあるのかが解らなかったのは残念!
清水崇監督のホラー(でも、最後に少しギャグが・・・)とか山口監督のメチャクチャな話も好きですよ。
夏目漱石の「夢十夜」を1話ごと11人の監督が10話の作品として作ったもの。
それぞれの監督の特徴が出ていていました。私的には松尾スズキの作品が好きですが、好みは見る人によって分かれそうです。ただ、原作を知らんので、どういうアレンジがあるのかが解らなかったのは残念!
清水崇監督のホラー(でも、最後に少しギャグが・・・)とか山口監督のメチャクチャな話も好きですよ。
周防監督の11年ぶりの新作です。テーマは痴漢冤罪事件から見た裁判制度のあり方です。
しかし、怖い話です・・・下手なホラーより怖いですよ、男から見たら・・・いつ自分がこういう状況になるかわかりませんもん(だから、電車乗るときは何か手に持つようにしてますもん・・・もし捕まったて家宅捜索などされたら、持ってるDVDの数で確実に怪しまれるし・・・痴漢物はないと思うけど・・・)。
2時間23分と割と長い時間ですけど、一気に見れました。それだけ引き込まれるものがあったのでしょう。いままでの周防作品ほど笑えませんが、それでも本筋とは関係ない描写が面白いんですよねぇ・・・。最後にああなることはある程度想像できましたが、一応次に続くところは描写していたんですね・・・パンフ見て、やっと判ったわ・・・。
原作に人気があるのか?松潤に人気があるのか?とにかく劇場は中高生くらいの女の子で一杯でした・・・・・ただ上映後はかなり不満そうでしたが・・・(でも安藤尋監督ならあんなもんよ)
正直、松潤と平岡祐太の高校生役はキツイもんがある。松潤と榮倉奈々の双子というのもなぁ(ただ、お母さん役が浅野ゆう子なので身長面では釣り合いがとれてるんだけど・・・)。内容が内容なだけに、暗いトーンになるのは仕方ないにしても、もう少し明るいシーンがあればよかったのにねぇ。
全国ロードショーじゃなく単館のレイトショーなら、充分楽しめただろうに・・・。
妻を亡くした後、アパートに移り住んだ元校長の老人。そしてその隣に住む虐待を受けている5歳(くらい?)の少女が、2人で逃避行を始める。その旅の行方はどうなっていくのか?
とっても良い映画です。緒方拳さんが素晴らしい!見事に立派にしたいながらも陰のある老人を見事に演じています。そして高岡早紀は虐待する母親を実にいやらしく、そして悲しく演じています。最後に少女役の杉浦花菜ちゃん・・・もちろん演技なんだけど、そう思えないくらいです。ラストの緒方さんを慰めながら抱き合うところなんかは、涙がとまりませんでした。私の中では今年の主演女優候補です^^。
奥田瑛二監督は、素晴らしい作品をつくりました・・・俳優のときよりもいい仕事をしていると思う。
今年最初の映画は「悪夢探偵」です・・・って最初に観るもんじゃないなぁ^^;
塚本晋也監督の作品は初めて見ました。もっとも塚本監督の演技は昔から見てるのですが・・・^^。実際「鉄男」を観てないので、比べられないのですがパンフを読むと「鉄男」に似てるらしいですな。
まあでも思ってたより、わかりやすいというかきっちりとオチが付いてるのでそれなりに良かったですよ。松田龍平の雰囲気とか、hitomiの演技とか、大杉漣さんの存在感とか、塚本監督の不気味さとか^^;