1987年に大学進学のため長崎から東京へやって来た横道世之介。16年後・・・彼と関わった同級生や彼女たちは、彼を思い出すと笑顔になる。
横道世之介・・・いいキャラクターです。高良健吾はこういう役柄も出来る・・・というかこういう役柄のほうが似合ってるんじゃないかと思えるくらいに。それ以上に吉高ですよ・・・いまああいうキャラクターを嫌みなくできるのは彼女しかいないでしょう。
たった1年の出来事なんですけど、いろんなエピソードが面白くて・・・沖田監督らしい雰囲気が全面に出ている作品ですね。
震災後の釜石市のとある遺体安置所での十日間。
震災からまだ2年も経ってないだけにまだ早いような気もする題材ではあるんですけどね。もちろん観る前はある程度覚悟していましたけど、想像以上に迫ってくるもんがあります。
モデルとなる方々はいますが、これが事実ではないのは確かなんですけど、事実以上の真実が表現されてます。こういう時の西田さんは流石です・・・それと、小学生の遺体が運ばれた時の志田未来の演技は凄いですし、酒井若菜の演技も良かったです・・・。
ただ、見終わった後の引きずり方は尋常じゃない作品です。
６年連続でミシュランガイドの3っ星を受けている「すきやばし次郎」の鮨職人小野二郎さんを追いかけたドキュメンタリー。
確かにアメリカ人の視点から映像だったなと・・・もちろん、二郎さんの心構えや職人技に関しては凄いとしか言えないんですけどね・・・折角の映像なんですから、親子であり師弟であるなんていうことに少し焦点を当てすぎたかなと・・・確かに日本独特の文化ではあると思うんですけどね。もっと職人技を見たかったなと・・・。
「マメシバ」シリーズも映画で３本目。芝二郎もペットショップでの仕事・・・休み休みですけど・・・してます。でもやっぱり人付き合いが苦手な二郎は苦悩していく・・・。
ＴＶ版と映画では微妙に設定が違うのですけど、佐藤二朗さんが芝二郎を演じてくれるだけ、面白味が増してくるので不思議です。今回も色々ありますが、ラストで二郎が人に指図するのを見てると最初の頃と比べるとえらい違いではあります・・・まだ続くのかなぁ・・・ＴＶ版があんな終り方だったけど・・・続けてほしいなぁ・・・。
連続爆破事件・・・しかも被害者は舌を切り取られている・・・が発生。遺留品から捜査で行った場所でも爆破が起こり、そこに１人の男が立っていた。
これはダークヒーロー物なのか？正直、爆破で吹っ飛んでしまうので陰惨さは少ないのかもしらんけど、後味は良くないわな・・・。生田斗真は良くやってるんだけど、二階堂ふみの怖さの方が上回ってる・・・松雪さんや江口さんのキャラがもっと絡んでくると面白くなってきたんだろうけど、ちょっと中途半端感があるのと、染谷くんとのエピソードが上手く混じってないよね・・・。
宣伝にあるようなラスト３０分も・・・それほどの意外感もないしね・・・。
