原作は少女コミックスのラブコメなんだろうけど、正直消化不良感が残ります。いくら韓流スターを配置したところで、脚本と出演者に力量が無ければ面白い作品にはならんわな・・・。
折角の面白そうなシツエーションなのになぁ・・・それとキャラに合わせすぎたために大野いとの良さが全く無くなってるのが残念！
亡くなった妻が残した2通の絵手紙・・・妻の古里の長崎まで散骨しに向かった男のロードムービー。
車で移動する間に出会った人たちとその夫婦の形・・・正直独身の私には判らないところもあるんですけどね・・・。
しかし、健さんが主役の映画って『野性の証明』以来かしら・・・やっぱり健さんには写真（健さんは映画のことをこういうらしい・・・）が似合います。年齢の事を考えると無茶もできないんだろうけど、2年に1本くらいで作品を残していってほしいなぁ・・・。
原作もアニメも見ていません。だから、イメージがどうのこうのということはないです。映画として面白かった・・・細かいことをどうこう言わなければ・・・。
佐藤健の雰囲気によく合っていたし、殺陣のスピード感はなかなか無いもんでした。明治時代の話とはいえ、範疇としては時代劇・・・まぁこういう形でもいいから、時代劇は残していかなくてはいけないジャンルですから、これの第2弾・第3弾があればいいなと思いますよ・・・原作のエピソードはもっとあるだろうからね。
かの国から、25年ぶりに兄が帰ってくる・・・しかし、あくまでも病気治療のためであり、期間も3ヵ月・・・。
実話ベースのフィクションだということですが、監督の経験が大きく反映されている作品です。かの国に行ったものの苦悩、行かせたものの苦悩、その他いろいろな苦悩・・・いいことが何も無いじゃないですか・・・。
井浦新の抑えた演技、安藤サクラの妹としての思いをぶつける演技、叔父の諏訪さんの演技も好きですねぇ・・・。
しかし、突然の出来事で終わるんですけど、誰も良いことがおこらない話だなぁ・・・南北の話でもあるけど、家族の話なんだよなぁ・・・。
金曜日、バレー部のエース桐島が部を辞めるっていう情報が流れる・・・それから、桐島に関わる生徒たちの行動が狂い始める・・・。
原作とはかなり趣が違うらしいのですが、金曜日から火曜日までの生徒の行動をいろんな角度からとらえていて火曜日の屋上へと物語は加速していくんですけど、その中でも桐島とは一番縁遠い映画部を演じている神木くんと吹奏部の大後寿々花、バトミントン部の橋本愛が実にバランス良くそしていかにも高校でありそうな雰囲気がとても良かった。
これだけの人を動かす桐島がどんな生徒なのかはわからないんですけど、その周りの生徒の位置関係が動いていく瞬間と、下の者が一瞬見せる上の者への対抗心・・・私もどちらかというと下の方だったんでこの気持ちよく解って泣けてきましたよ。吉田監督もこれだけの集団劇をよくまとめたもんだと思いますね。
しかし、この作品を見終わって「金返せ」って呟いた後の年配男性は、きっと上の方にいたんだろう・・・もしくは青春期に何の悩みも無かったんだろう・・・最低限映画館を出るまではその言葉を言うべきじゃ無いな・・・。
