マキノ正博監督が1939年に作ったオペレッタ時代劇。シネ・ヌーヴォにて上映中なんで、行ってみました。
貧乏長屋の住む若い浪人(片岡千恵蔵)に惚れている、隣の傘張り浪人(志村喬)の娘・大店の娘・許婚の3人がおりなす恋の鞘当てに女好きの若殿様(ディック・ミネ)が加わって起こる騒動を、軽快なジャズのリズムに乗せて全編唄い踊る?という実に楽しい映画です。
70年くらい前の作品なんで、白黒だし1時間ちょっとくらいの長さなんですけどとても戦時中に作ったとは思えないくらい楽しいくて面白い!千恵蔵・・・若っ!ディック・ミネ・・・若っ!志村さん・・・変わってない(笑) 多数の傘がとっても印象的に使われてるし、時代劇なんで一応殺陣もある。そして意外な展開を経て最後は大団円・・・これら全てがとってもリズミカルであっという間の1時間でした・・・。
と、見終わってからふと思う・・・これって『ムトゥ 踊るマハラジャ』みたいじゃないか!それも最後の主題歌?を唄いながら傘を使った出演者全員による踊りなんかはインド映画のミュージカルシーンみたいだぞ!(これをお読みのラジニファンの方々、DVDも出てますので一度見てみて・・・)
GW初日にいいもん見たわ~^^