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次は、「本阿弥行状記」(原本:17世紀、写:天保13年・1842、紙本・墨
書、2冊、26/19.1cm、兵庫・清荒神清澄寺&鉄斎美術館所蔵)で、光悦
一族に伝わる家職に関わる家訓などを書き留めた家記・家伝。
上巻には光悦の母・妙秀の信仰に関わる逸話や、刀剣三事の内容や光
悦の事績、養子・光嵯の代から編纂が始まったこと等光甫がまとめたと
ある。中下巻の記事は一族に無関係な雑記的な内容が書かれている。
光悦の行状を知る上で貴重な資料ながら、公刊目的でないため家中
伝の点から、その内容は定かでない。本書は数多くの写本が伝わって
おり、その多くが一族直系の次郎左衛門(光春?)の家中の書を原本と
したようで、宝暦元年(1751)に縁戚・佐々木高豊が借用して写したも
のが元になり写し継がれている。
展示されていた記は、富岡鉄斎が所有していたもの。奥書には鉄斎
が明治2年(1869)に入手したものと判明。
TNM(台東区上野公園13-9)
書、2冊、26/19.1cm、兵庫・清荒神清澄寺&鉄斎美術館所蔵)で、光悦
一族に伝わる家職に関わる家訓などを書き留めた家記・家伝。
上巻には光悦の母・妙秀の信仰に関わる逸話や、刀剣三事の内容や光
悦の事績、養子・光嵯の代から編纂が始まったこと等光甫がまとめたと
ある。中下巻の記事は一族に無関係な雑記的な内容が書かれている。
光悦の行状を知る上で貴重な資料ながら、公刊目的でないため家中
伝の点から、その内容は定かでない。本書は数多くの写本が伝わって
おり、その多くが一族直系の次郎左衛門(光春?)の家中の書を原本と
したようで、宝暦元年(1751)に縁戚・佐々木高豊が借用して写したも
のが元になり写し継がれている。
展示されていた記は、富岡鉄斎が所有していたもの。奥書には鉄斎
が明治2年(1869)に入手したものと判明。
TNM(台東区上野公園13-9)