塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 光悦の大宇宙 光悦座像

2024-06-17 04:40:32 | ミュージアム巡り_2024
 東京国立博物館(TNM)で「本阿弥光悦の大宇宙」特別展(2024年1
月26日〜3月10日)を鑑賞した。

 本阿弥光悦は戦乱の時代に生き、森羅万象の造形を生み出してきた。
光悦の世界をマクロコスモス(大宇宙)と呼び、その全容がここに再現
されていた。
 “一生涯へつらい候事至てきらひの人”(異風者)と言われた光悦は、
己の美意識によって創り上げられた様々な逸品は心に刻まれたアート
だった。
 まずは、「本阿弥光悦座像」(17世紀頃、伝本阿弥光甫作、一軀、
22.5/22/12.7cm、木製)で、本阿弥家遠孫に伝わる木製座像。法衣
をつけ頭巾をかぶり、顔貌は笑顔に見える。

 一木で彫られ茶色の漆で仕上げられた本像の裏に、“以相州星降梅
造之光悦像”とある。日蓮聖人の諌暁によって明星天子が現れ梅の木
の枝に掛かったという奇瑞伝承を踏まえた銘文。
 光悦の孫である光甫が彫造したと伝わる。座像は光悦寺(京都市北
区鷹峯光悦町29)の厨子に安置されている。
TNM(台東区上野公園13-9)
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