
台北市の人気スポット永康街にあるレストラン「青田七六」へ行きました。

お店の建物は、ほら、このように木造の和風建築です。最近台湾では古い建物をリニューアルして、喫茶店やレストランをやっている所が少なくありません。青田七六もそんなお店の一つです。

この建物にはかつて馬延英という地質学者が住んでいた、と入り口の看板に書いてありました。

お店の敷地に入ってすぐ右手にある壁には家紋のようなマークがずらっと並んでいました。あとでわかりましたが、これは365日分の誕生花のマークだそうです。

建物の周りをぐるっと歩いてみました。古い木造家屋ですが、保存状態がいいですね。

こういったガラス戸も懐かしいですね。木造の建物は温もりを感じます。

苔むした屋根に年月を感じます。

樹齢2000年だという木が倒れていました。朽ち果てるまで保存する構えのようです。

店内も純和風。ほら、廊下も木の床です。木の扉も年季が入っています。

客室に通じる廊下も木の床。昔の佇まいをそのまま活かしています。

台所と書かれた木の札が下がっているところは、本当にお店の厨房になっています。

こちらは客席ではなく、展示室。馬延英氏の書斎だったと思われます。

こちらの部屋も書斎のようです。ちゃんとそう書いてありました。

こちらは廊下の突き当たり。木戸で仕切られていますが、昔はこの向こう側は納屋だったのかしら?

女中部屋まであったみたいですね!今はもちろん女中さんなんていませんが、当時の部屋の役割がわかるようになっています。

さて、こちらでランチをいただきました。とんかつ定食には鍋がついていました。

私が食べたのは鶏の唐揚げ定食。これもお一人様鍋付き。

娘が注文したのは餃子定食。東門市場で売られている貝柱餃子(緑色)、エビ入り餃子(赤)に、やっぱり鍋がついていました。

レトロな空間に囲まれて食事を楽しみました。台北市内の賑やかなエリアに、こんなに静かで落ち着いたスポットがあるのに驚きました。
青田七六:台北市青田街七巷6号 電話(02)2391-6676