議員様 落選すれば タダの人
って、狂歌があるように、
議員と言うのは当選してナンボ!
なわけです。
さて。
一昨年ほどから「小沢のゼニと恫喝による恐怖支配」が続いていた民主党ですが、参院選が近くなってきた事もあってか、「このままでは当選が難しい」と考え始めた議員や支持者がボチボチと現れ始めたみたいです。
例えば、岐阜でこんな事があったんだとか。
13日に岐阜市で開かれた民主党岐阜県連大会で、一部党員が小沢一郎幹事長の辞任を求める特別決議案を動議として提出したいと発言し、一時紛糾した。議事に予定されていなかったため動議は認められず、県連執行部は党本部に意見書を提出することで事態を収拾した。
県連代表の平田健二参院国対委員長は大会後の記者会見で「議論があるのは当然だ。県連幹部で案文を検討したい」と述べた。
今まで、民主党の「支持者側からの意見」と言うのは、余り重視されていなかったせいか、殆ど報道されませんでした。
しかし、さすがに選挙が近くなると、皆ようやく“真剣”になってきたせいか、こういう意見が出始めたようです。
更に、支持率が益々急落し、民主党を擁護しまくってきた時事通信とかでさえ、民主党支持率を、ほぼ30%台に“維持”するのがやっとの状態となっています。
マスコミの発表する数字にはかなり“フィルター”が掛かっているので、実質的には多分20%を切るか切らないか、じゃないかな、と個人的には思っていますが。
時事通信社の3月の世論調査で内閣支持率が30.9%に下落し、政府・民主党内に動揺が一段と広がった。夏の参院比例の投票先でも、民主、自民両党の差はほぼなくなった。局面打開への妙案も見いだせず、鳩山政権を取り巻く環境は極めて厳しい。
「政治とカネが影響した」。与党幹部は12日、内閣支持率続落の要因について、こう口をそろえた。
記事内では「安倍内閣と相似」とか書かれていますが、マスコミが「何とか還元水」で大臣自殺に追いやったり、果ては「顔の絆創膏」まで取り上げて、まるで何か悪い事をしたかのように連日報道して辞任に追い込む、と言うような真似をしたりして、とにかくイチャモン付けて散々叩きまくった結果、支持率が落ちてしまった安倍内閣と、マスコミ全体で必死になって擁護しているにもかかわらず、ここまで一気に落ち込んだ鳩山内閣とを比較する事自体が間違いですけどね!
(" ̄д ̄)けっ!
又、小沢が創価学会幹部と秘密会談し、更に公明党がここ最近露骨に秋波を送ってきている事に対しても、党内からはかなり反発の声が出ているんだとか。
「民公接近」に与党から不満続々 小沢氏はだんまり公明党とその支持母体である創価学会が民主党に急接近していることを受け、与党内で不満や異論が渦巻いている。民主党執行部は重要法案の成立には公明党の協力は欠かせないとみているようだが、民公の距離の取り方は、夏の参院選だけでなく政界再編にも絡んでくるだけに、連立与党の絆(きずな)に暗い影を落としている。
記事内にもありますが、特に石井一は、
「池田大作を参考人招致しろ!国会に連れて来い!」
と、散々創価学会&公明党を罵りまくり、又、学会側も
「民主党や石井一は仏敵だ!」
と、これ又“学会流”に罵りまくっていた間柄ですから、そりゃあ、すぐに「仲良くなれ」と言われても無理な話。
更に、民主党議員の中には、かつて自民党が公明党と連立を組んだ事を批判して自民党から離脱した人もおり、その人達も当然「受け入れられない」と言っているそうですし。
まあ、小沢にしてみれば、かつて自分が仕掛けた「自公連立」の夢よもう一度、と思っていたのかもしれません。
確かに公明党が“カンフル剤”となり、結果、自民が延命した、と言うのは事実ではありますが、反面、その連立を嫌った保守派の票を失ってしまい、それ故、自民党は益々公明党の票をアテにしなくてはいけなくなり、最終的には“毒”に犯されて体がボロボロになってしまって、自民党は遂に政権を明け渡してしまいました。
ま、要するに公明党の票ってのはかなりキツイ麻薬と同じ。
更に、昨年の衆院選及び、その前後に行われた地方自治体の首長選を見ても判る通り、公明党には昔程の集票力はなくなってしまっています。
それに、もしここで公明党と組んだ場合、鳩山&小沢のカネの問題と相まって、おそらく集票力は「連立組む前よりも悪い結果になるだろう」と私は予測しています。
公明党を嫌っている人って、結構多いですからねえ。
私もその一人ですが ( ̄ー ̄)ニヤリッ
で、私ごときでさえ“その位の事”を考えられるのですから、あの狡賢い小沢が“その事”に気づかないハズはありません。
では小沢の真意はどこにあるのでしょう?
ここで一つ思い出していただきたいのが、与謝野のオッサンによる露骨な自民党執行部への反乱!
民主党支持率が低下し始めた今こそ、自民党は一丸となって立ち向かっていかなければならないと言う、よりにもよって“この時期”に与謝野が露骨に谷垣批判&罷免要求を始めました。
そして、与謝野と言えば、小沢の“碁仲間”。
敢えてこの時期に、公明との連立を臭わせ始めた小沢一郎。
敢えてこの時期に、自民党内部を撹乱させ始めた与謝野馨。
どうも符号が合いすぎていません?
しかも与謝野のオッサンは、自民党の年齢制限に引っかかるので、もし本人が今でも「首相になりたい」と思っているのならば、“今”しかチャンスがありません!
と言う事は、もしかしてそろそろ「クラッシャー小沢」の血が騒ぎ始め、自分の支持者を引き連れて民主党を離脱し、やはり同じ様にそれなりの人数連れて自民党から離脱した与謝野と合流して、新しい党を作る気じゃないか?
そして、そこでも小沢は“裏方”に徹して、敢えて与謝野を党首とし、最終的には与謝野を首相とする気じゃないか、と。
・・・なんて風に私は考えているのですけど、まあ、政治の世界は我々には想像も付かない程の魑魅魍魎と混沌が渦巻いているので、「素人考え」が当たる事はまずないでしょうけどね(^^;)。
・・・で、貴方はどう思われます?
( ̄ー ̄)ニヤリッ