新・ボヤッキーでトンズラーな日記

そこいら辺にいる普通のオッサンです。日々気にくわない事や腹が立ったことをつぶやいています。

やってくれたよ、ヤッターマン!

2008-01-15 03:04:24 | アニメ・特撮

え~、今回はかなりマニアックな話になりますので、本当についてこれる方だけお読み下さい(^^;)。

それではスタート!

 

かつて大人気を誇ったタツノコプロのアニメ「ヤッターマン」のリニューアル版が、日テレ系で昨日の月曜夜7時から始まりました。

実はここのタイトルにもドロンボーの二人の名前を使っているので、このリニューアル版の事を取り上げようかどうか悩んでたんですが、あんまり良い噂を聞かなかった事もあって、とりあえず放送されてから感想書こうと思ってたんです。

で、早速見た感想ですが・・・・・・・・・・・・・・ものすごいダメージを食らいました ○| ̄|_
ダメージのあまりの深さに、放送終わってもまだHPが回復しませんよ。
こちらの予想以上に出来がヒドかった…。

まず、オープニング曲が全くダメ!

曲自体は以前のをそのまま使っているのですが、今回歌っているのは世良政則&野村義男のコンビなのですが…

どこをどう歌ったらあのノリの良い歌を、あんな風に盛り上がりに欠けるように歌えるのかが不思議でたまりません。

OPでいきなり気分を盛り下げるとは、どういうこっちゃねん!

まあ、このOPに関してはこの曲の生みの親である山本正之氏が放送直前に こういった事をHPで書いていたのである程度の“覚悟”はしていたのですが、それでも実際聞いてみると、想像以上の破壊力でした ○| ̄|_

又、エンディングも作品とは全く違った、いかにも「スポンサーとのタイアップの為に選びました!」って曲が使われているのに又ガッカリ。
いや、タイアップが悪いとは言いませんが、せめてもう少し作品の雰囲気に近い曲を選べなかったのか、と…。
この二つだけで、殆ど立ち上がる事が困難な程のダメージを食らった気分でした(--;)。

更に内容も終始テンポが悪く、どうも見ていてイライラする感じです。

大体ヤッターマンと言えば

三悪がインチキ商売をする
       ↓
偶然ガンちゃんとアイちゃん(もしくはオモッチャマ)がそれを発見
       ↓ 
三悪にドクロベーからの司令が下って、現地へ出発
       ↓
ヤッターマンも後を追って現地へ到着
       ↓
トンズラー&ボヤッキーVSヤッターマン1号&2号の生身戦
       ↓
トンズラー&ボヤッキーが敗北して、メカ戦に突入
       ↓
途中までは三悪が優勢だが、最後はヤッターワンの大逆転
       ↓
自転車で逃走中にドクロベーの「おしおきだべえ~」
       ↓
ドクベエのスカポンタ~ン!
       ↓
締めのナレーション

ってパターンを繰り返す、いわば「偉大なるマンネリ」がウリなのに、今回の脚本見てたらキャラを少し掘り下げて書こうとして、結局作品のテンポを壊してしまった感じが否めませんでした。

「脚本家誰だ?」と思って見てみたら「高橋ナツコ」 …あ、ちょっとヤバイかも(^^;)

この人、当たり外れが極端なんですよねえ。
しかも、気合いが入れば入るだけハズしていくと言う…こりゃ、ヤッターマンもどうなるか判りませんな。

後、声優もガンちゃんとヤッターワンの声はちょっと…。
前の作品ではガンちゃんは熱血少年だったのに、今回は怠け者のダメ兄ちゃんになってしまって、それが又作品に締まりを無くしていると言うか、ハズしてると言うか。
ガンちゃんがキリッとしているからこそ、三悪の“ボケ”が効果を発揮してたと思うんですが。

今回のキャラ設定だと、なぜあんなのにアイちゃんが惚れてるのか、そっちの方が不思議でなりませんでしたよ(^^;)。
もしかしてダメ男に対して「彼には私が付いていないとダメなんだわ」パターンか?


当初、ガンちゃんの声優が吉野裕行氏って知った時「ええ~!」と思ったのですが、あのキャラ設定だったらこのキャスティングになりますわなあ…到底納得出来ませんが。

アイちゃんとオモッチャマに関しては、個人的に全く問題ありませんでした(^^)。
(実はどちらもお気に入りの声優だから、ってのは内緒です)

 ヤッターワン&ナレーター(&オダテブタ)“ヤマちゃん“山寺宏一氏なのですが、ナレーターは良いとしても、ヤッターワンに関しては前作で演じておられた池田勝氏を意識しすぎているのか、敢えて前作とは違う雰囲気の声を出そうとして、かえって失敗しているような気がします
(それはオダテブタにも言えますが)

製作発表の時、ヤマちゃん、かなり気合い入ってたからなあ…。

 ちなみに、2ちゃんねるでも早速これに関するスレッドが立っていたのですが、書き込みを見る限り殆どがOPには否定的でした。

この作品の主なターゲット層はおそらく子供達のはずですが、実際の所、真のターゲット層はモロに私らの世代のハズ
その真のターゲット層をOPだけでこれだけ怒らせるとは、ある意味大した物です(^^;)
(尚、“中身”に関しては賛否両論でした)

このOP、1クール(13話・大体三ヶ月)使用する予定だそうですが、個人的意見としては、とっとと山本正之氏に歌わせるか、いっその事もっとノリの良い曲に早めに変える事をお勧めします


だって、このままじゃCDが売れないってのは火を見るよりも明らかですから。
さすがの私でさえこの曲のCD買おうって気が全く起きませんもの(--;)

しかし、これだけ評判が悪いと、前やってた結界師を無理矢理辞めさせてヤッターマンをやった意味が全くありませんな

その辺、色々と大人の事情があるらしいのですが、ま、このままでは良くて2クールで終了って所でしょうか。
まだ始まったばかりなので、もしかすると大化けする可能性も無くはありませんが…昨今のテレビ屋のアニメに対する姿勢を見る限り、それも難しそうですけどね。

何せ連中は、作品の出来よりも“金になるかどうか”だけしか関心がありませんから
その結果が、昨今一部の人達の間で叫ばれている「日本のアニメ存続の危機」にまでなってしまったわけですが。

その辺の話はいつか機会があった時にでも。
ただ、正直かなりの崖っぷちに来ている、って事だけは皆さんも知っておいて下さい。

政府も「アニメは日本の文化」と本気で思っているのなら、しょーもない左翼映画とかに金出すよりももう少しアニメ業界の為に金を出してくれ~!

……やっぱり麻生氏が首相にならないとダメかな?