山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

解禁はいつも。。。。。

2021-05-05 16:23:33 | フライフィッシング
コロナ禍のGW、皆さまは如何お過ごしでしょうか?
我らは緊急事態宣言の最中であることは重々承知のうえで人里離れた地にプチ遠征して参りました

ここは夏に釣る溪



雪代の冷たい流れ、大渇水、低い気温の三重苦の中でドライフライで釣りあがるには
ちょいと厳しい条件なのですが溪に立てるだけで喜びを感じるのは釣り師の性なのでしょうか?



ニンフを沈めるオ-ちゃんも竿がしならないまま時間だけが過ぎてゆきます



眩いほどの新緑、溪に咲く花、雰囲気だけは申し分ないんだけれどねえ、、、、





12時過ぎに溪から上がり20分ほど車を走らせていつもの蕎麦屋さんに直行するとナント11組待ちですって
20分ほどで席に案内されて大盛り蕎麦を注文すると今日は大盛りはなし、ならば蕎麦とうどんを一枚ずつ頂こうか

 

鰹出汁で頂く蕎麦はいつもながら美味しくて



初めて味わう手打ちうどんもつるつるしこしこで大満足でございます







さて蕎麦屋さんを出ると空は厚い雲に覆われて冷たい風が吹き始めていた
2日間釣る予定のこの源流帯は潔く諦めて2時間南下して辿り着いたのが此処

誰もいない湖畔の駐車場は強い風が吹いて体感温度はさながら真冬を感じさせる
雨が落ちてきたので急いでタープを張って午後5時過ぎ、七輪に炭をくべて暖を取りながらお湯割りの焼酎を呑み始めた



朝摘みの大量の山ウドは5~6本料理に使って残りは濡れた新聞紙に包んで持ち帰ることにした



午後7時半、泥酔した状態でテントを張って中に潜り込んだ、、、あったか~い!
たった1枚の薄い幕を隔てるだけで冷たい雨と強風から逃れてこんなにも暖かい空間に籠れる有り難さよ!



熟睡して午前6時、散歩しようと外に出ると隣に張られた2張りのテントで登山者が荷造りをしていた
気温2度、雨と風が止んで昨夜の寒さが嘘だったようにとても暖かく感じる、快晴無風のナント幸せなことでしょうか




午前8時半、オ-ちゃんは馴染みのフィッシングエリアで昨日の憂さを晴らすという



僕は流れのないエリアフィッシングは苦手なので雄大な甲斐駒ケ岳を眺めながら山飯でもしようとザックを背に山に向かう



道すがら山椒の大木を見つけたのでカミさんにニシンの山椒漬けを作ってもらおうと袋一杯に山椒の葉を摘んだ

 
 

更に歩いて昨年見つけたタラの芽の群生地に辿り着くとナント無残に切り倒されていて10本ほどしか生き残っていなかった



芽が出たばかりの小さなタラの芽を5個ほど摘んで南アルプスが一望できる場所に腰を据えて山飯にしよう
右側に甲斐駒ケ岳の雄大な岩峰が聳え、その左には鳳凰三山、その奥には雪を頂いた真っ白な北岳を望む特等席を独り占めだあ~!



きのう摘んだ山ウドのキンピラ、ベーコンとタラの芽のソテ-はほんの10分で出来上がった
貧粗な酒肴でも南アルプスの眺望と山の恵みがあればビールと缶チューハイが文句なく旨い!



今日は山ウドをたっぷり添えた贅沢なペペロンチ-ノ、寅さん旨かったですよん!







午後5時過ぎ、中央高速に乗ると電光掲示板には大月~大垂水の区間が110分の大渋滞との情報が、、、
渋滞に嵌らぬように大月で下りると国道20号も大渋滞で動かないので小管経由で上野原に向かう
上野原でも国道20号は相変わらずの大渋滞なので逆走して鶴島に下りて裏道を藤野に向かい
藤野からも裏道を相模湖まで行くと国道20号からはすっかり車が消えていた
あの大渋滞の車たちはいったい何処へ消えてしまったのだろうか?
このミステリアスな現象を解明できる方がいたら是非ぜひ教えて頂きたい



う回路のお蔭でまったくストレスなく走って八王子で軽く夕食を取って難なく帰宅できた
今年の解禁もまた岩魚は顔を見せてもらえなかったけれどそれなりに息抜きができた2日間でございました。
コメント (22)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちょっと山菜をば、、、、 | トップ | 塩くらべ »
最新の画像もっと見る

22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
解禁 (たまボブ)
2021-05-05 16:41:31
あれっ~今年の解禁はいつもより早めな感じですね、
緊急事態と言えども疲れ切った身体に一息入れなけりゃやってられませんよね!
馴染みの溪でロッドを振り、〇ボでも旨い蕎麦を手繰りながらの釣談義で一休み。
凍える寒さの下でもテントを張って寝袋に潜り込むなんて最高ですね。
更に山菜摘みながらの山歩き、読んでいるこちらも気分転換ができますた。

僕はトレイルカメラで侵入者と思われる野生動物の激写にいそしんでおりますです。
返信する
解禁 (高崎)
2021-05-05 17:19:23
たまボブさん

へぼの僕はここ数年は解禁日に釣れたためしがありまへん
例年5月は超のつくほどに忙しいので6月解禁が理想ですかね。
今年のGW、源流帯の山はめっちゃ寒いし強風は吹くはで最悪でござんした。
まあこの時期は山菜を酒肴に呑んで昼寝できれば言うことなしと思うようにしちょります。

ボブさんの夜行動物の撮影、大したものです!
このまま撮影に嵌りこむか、近寄らないように撃退するか、思案のしどころですねえ!
返信する
癒し山 (兵庫の釣り師)
2021-05-05 17:39:27
新緑の渓に出られて本当に良かった
いい渓相ですが確かに水が少ないですかね
イワナには出会えなくとも釣友と酒を酌み交わし
隣り合わせでテントで眠れるのは幸せですよ。
山を歩いて山菜を摘み雄大な南アルプスの大パノラマを眺めながら
山菜をつまみに昼酒を味わえるのも最高の癒しではありませんか。
体が動くうちに、酒が飲めるうちに、ご飯が美味しく食べられるうちに精一杯楽しむことですよ。
返信する
新緑の溪 (高崎)
2021-05-05 17:54:20
兵庫の釣り師さん

1年ぶりの新緑の溪、ただただ立てただけで癒されました
今年のGWはなぜかとても寒くて焚火が欲しかったのですが無人でも駐車場での焚火はねえ、、、
やはり季節と溪を選んで入らないと溪魚には遊んでもらえませんねえ。
でも山菜のお蔭で〇ボの穴埋めができて何とか満たされた想いです。

体が動くうちに、酒が美味しく呑めるうちに、釣り師さんからのアドバイスを
忠実に守りながら無理せずに躊躇わずに自然を楽しむことに致します。
返信する
解禁の儀 (へっぽこフライ師)
2021-05-05 17:55:24
沢水に浸かってフライを浮かべたんですね?
解禁おめでとうございます。

昨日はコシアブラパトロールに出かけてきましたが、
登山道の直ぐ脇に生えている木からは全ての芽が摘み取られていました(悲)
コシアブラは弱い木なので枯れてしまうのではと心配ですが、
釣った魚を全て持ち帰る釣り人と同じ?…責める訳にもいきません。
雑草パトロールも一段落、夏キノコの時季が来るまでは沢遊びに集中いたします(^^)v
返信する
特等席 (ゆっき-)
2021-05-05 20:42:11
人の少ない山で過ごした2日間がうらやましいです。
多分上高地は人手が多いだろうと私は自粛していました。
やはりいろいろな山を知りどこででも天泊できないとこの時期の山遊びは難しいですね。
雄大な南アルプスを眺めながらの山菜尽くしの山ご飯も羨ましいです。
やはり山の楽しみ方の引き出しの差をつくづく感じさせられて参考になりました。
返信する
一応解禁 (高崎)
2021-05-05 23:41:28
へっぽこフライ師さん

一応解禁という訳でフライを流れに乗せてはみましたが
とにかく寒くて低水温で岩魚君の活性も低くて不甲斐ない結果とあいなりました。
それでもお蕎麦に山菜にビールで食を満たせれば口福というわけでございます。

遂にコシアブラを見つけましたか?
来年こそは足しげく通って先を越されないようにしてくんさいね~!
返信する
上高地 (高崎)
2021-05-05 23:48:29
ゆっき-さん

この季節の上高地もええですよね。
潔く自粛したゆっき-さんの良心に比べて人里離れた山中とは言え越境天泊を楽しんだ我らは、、、、、

岩魚とのご縁は無かったものの甲斐駒のパノラマを楽しみながらの山飯と昼寝は極上の癒しをもらえましたです!
返信する
ペペロンチーノ ()
2021-05-07 18:42:13
渓を遡り美味い蕎麦を食いタープ下のダイニングで美味い酒を飲み、
初夏の香りプンプンの独活で美味いペペロンチーノを食う。
なんとも羨ましい男達の二日間でしたね。
岩魚なんて黒部でどっちゃり釣ればええのだす。
さ、この週末はホームの渓で私も酒池肉林!?
岩魚は一つ顔を見たら独活や山葵を探しに遊んできます。
返信する
楽しい2日間 (雲の平)
2021-05-07 19:03:00
いつもの良い写真とおいしそうなお蕎麦とうどん。
そしてセイタカさんの山料理をみせていただきました。今度は岩魚が釣れますように。
返信する

コメントを投稿

フライフィッシング」カテゴリの最新記事