午前9時半、神の川。
昨夏の集中豪雨によってズタズタにされた長者舎上流では林道と堰堤の復旧工事が進んでいた。
山奥にこだまするけたたましい重機の金属音がヤケに耳にさわる。でも早く復旧して欲しい。
本流にはふたりの釣り人が見える。
一足先に準備をしている釣り人は矢駄沢に入ると言う。
沢に入ったら誰にも会いたくなかった。
かといって源流部まで歩くのは、今はまだツライ。
最も被害が大きかった沢に入ってみよう、溪魚が生き残っているかどうかも確認しておきたかった。
閉鎖されていた檜洞丸への登山道はすっかり復旧されている。
トウゴクミツバツツジやシロヤシオの咲き誇る季節には、この道を檜洞へ辿ってみようか。
半分埋没してしまったヒュッテはあの時のまま無惨な姿を晒していた。
登山者の姿も、気さくな小屋番のおじちゃんたちの声も、小屋から立ちのぼる煙も今はない。
駄菓子をつまみ、お茶をすすりながら山の話に興じたダルマスト-ブも埋没したまま
身動きひとつできずにいる。見る度に涙があふれ出て止まらない。
北丹沢を愛してやまない人たちが早くこの場所に戻れるようになって欲しいと願うばかりだ。
登山道から溪に入った。
登山道に沿って流れていた沢は今は無く、山側に新しい流れが出来ている。
荒れ果ててしまった溪に、私のお気に入りだったダイニングテ-ブルは影も形もなくなってしまった。
しかし、溪はしたたかである。
新しい流れの中に、溪魚の棲み家がここかしこに出来ていた。
でも肝心な魚の気配がまったく感じられない。
今日のような暖かい日ならドライフライにビシバシ出てくれても良さそうなものを、、、、、。
フライをチェンジし、サイズを変えてみても反応すら無い。
もしや、溪魚も川虫も全滅してしまったのだろうか?
この溪は死んでしまったのだろうか?
不安が心をよぎったその時、、、、、、。
突然、岩陰に寄り添う岩魚の姿が目に飛び込んできた!
2尾もいる!
しかもデカイ!
ナンということだ!
夢じゃないよな!
しっかり生き残っていたんだ!
こんな感動、しばらく味わってないよな~。
もう涙腺が開きっぱなしで涙が止まらねえやい。
そばに誰かいたら、きっと手を取り合って飛び跳ねていたに違いない。
こんな光景を目の当たりにしたら、もうロッドなんか振ってられっかってんだ。
この感動を、どうしたらいいんだ。
やっぱ、、、、ビ-ルしか、、、、ねえだろ~。
うんめえ~!
こんなに旨いビ-ルは久しぶりだぜい。
もう釣は止めだっちゃ。
こんなにめでてえ日なんてあるもんかい。
酒だ酒だ~い、じゃんじゃんもってきやがれい。
かくして、岩魚の泳ぐ世にも美しい光景を眺めながら感動の酒盛りとなった訳でして、、、、、。
おまけに、岩魚と添い寝までしちまった訳でして、、、、、。
長生きして良かった。長生きしていれば、こんな感動も味わえる訳でして、、、、、。
しか~し。
このままでは、今日のめでたい解禁日がボウズである訳よね~。
これはチト許せませんわな~。
ヨッコラショっと。軽くなったザックを背負い、揺れる体にむち打って、お山に別れを告げたのでありました。
と言うわけで。
ちょっとだけ秋山川支流の王の入川に立ち寄ってロッドをしならせてあげましょうかね。
ヤダ~、あたし釣られちゃったん?
この虫ニセモノだったん?
あたし食べられちゃうん?
どうしよう、ママに叱られちゃうから帰るぅ。
きょとんとした、つぶらな瞳が可愛いね。
いつも立ち寄る河畔の田んぼは、きれいに耕されて田植えの時を待っていました。
溪よ山よ、今年もヨロシクね!
昨夏の集中豪雨によってズタズタにされた長者舎上流では林道と堰堤の復旧工事が進んでいた。
山奥にこだまするけたたましい重機の金属音がヤケに耳にさわる。でも早く復旧して欲しい。
本流にはふたりの釣り人が見える。
一足先に準備をしている釣り人は矢駄沢に入ると言う。
沢に入ったら誰にも会いたくなかった。
かといって源流部まで歩くのは、今はまだツライ。
最も被害が大きかった沢に入ってみよう、溪魚が生き残っているかどうかも確認しておきたかった。
閉鎖されていた檜洞丸への登山道はすっかり復旧されている。
トウゴクミツバツツジやシロヤシオの咲き誇る季節には、この道を檜洞へ辿ってみようか。
半分埋没してしまったヒュッテはあの時のまま無惨な姿を晒していた。
登山者の姿も、気さくな小屋番のおじちゃんたちの声も、小屋から立ちのぼる煙も今はない。
駄菓子をつまみ、お茶をすすりながら山の話に興じたダルマスト-ブも埋没したまま
身動きひとつできずにいる。見る度に涙があふれ出て止まらない。
北丹沢を愛してやまない人たちが早くこの場所に戻れるようになって欲しいと願うばかりだ。
登山道から溪に入った。
登山道に沿って流れていた沢は今は無く、山側に新しい流れが出来ている。
荒れ果ててしまった溪に、私のお気に入りだったダイニングテ-ブルは影も形もなくなってしまった。
しかし、溪はしたたかである。
新しい流れの中に、溪魚の棲み家がここかしこに出来ていた。
でも肝心な魚の気配がまったく感じられない。
今日のような暖かい日ならドライフライにビシバシ出てくれても良さそうなものを、、、、、。
フライをチェンジし、サイズを変えてみても反応すら無い。
もしや、溪魚も川虫も全滅してしまったのだろうか?
この溪は死んでしまったのだろうか?
不安が心をよぎったその時、、、、、、。
突然、岩陰に寄り添う岩魚の姿が目に飛び込んできた!
2尾もいる!
しかもデカイ!
ナンということだ!
夢じゃないよな!
しっかり生き残っていたんだ!
こんな感動、しばらく味わってないよな~。
もう涙腺が開きっぱなしで涙が止まらねえやい。
そばに誰かいたら、きっと手を取り合って飛び跳ねていたに違いない。
こんな光景を目の当たりにしたら、もうロッドなんか振ってられっかってんだ。
この感動を、どうしたらいいんだ。
やっぱ、、、、ビ-ルしか、、、、ねえだろ~。
うんめえ~!
こんなに旨いビ-ルは久しぶりだぜい。
もう釣は止めだっちゃ。
こんなにめでてえ日なんてあるもんかい。
酒だ酒だ~い、じゃんじゃんもってきやがれい。
かくして、岩魚の泳ぐ世にも美しい光景を眺めながら感動の酒盛りとなった訳でして、、、、、。
おまけに、岩魚と添い寝までしちまった訳でして、、、、、。
長生きして良かった。長生きしていれば、こんな感動も味わえる訳でして、、、、、。
しか~し。
このままでは、今日のめでたい解禁日がボウズである訳よね~。
これはチト許せませんわな~。
ヨッコラショっと。軽くなったザックを背負い、揺れる体にむち打って、お山に別れを告げたのでありました。
と言うわけで。
ちょっとだけ秋山川支流の王の入川に立ち寄ってロッドをしならせてあげましょうかね。
ヤダ~、あたし釣られちゃったん?
この虫ニセモノだったん?
あたし食べられちゃうん?
どうしよう、ママに叱られちゃうから帰るぅ。
きょとんとした、つぶらな瞳が可愛いね。
いつも立ち寄る河畔の田んぼは、きれいに耕されて田植えの時を待っていました。
溪よ山よ、今年もヨロシクね!
生き残った岩魚ちゃんも減った釣り人のおかげで大きくなったんですね。
そちらの地区には放流する漁協はないのでしょうか、
逆に管轄のない釣り放題?
ヤマメはやせている割にはさびも無く色が綺麗なのは川の違いでしょうか。いいですね。
ホントほんと、やっと春ですわ~。
もう少し季節が進んで、新緑の頃の溪がいいですね。
繁った葉っぱにフライをひっかけながらも、緑のトンネルの中を遡行するのが好きですね。
この沢は今年は釣になりません。
なるべく今年はそっとしておきたいとおもいます。
漁協の放流も極わずかで、自主放流でもっているようなものなんですよ。
私は28年前に事故で手足に障害を負ったので、セイタカさんやtooさんの様な源流釣りはしんどいです
もう少し楽にアクセス出来て、余り人が入らない渓流を若干知っておりますので今度ご一緒しましょう。
駄文にて失礼します。
私も内蔵に障害を持ってますよ。
糖尿、肝臓、腎臓、そして最近は頭にも及んでいるようでボケが始まっています。
年を重ねてくると色々ありますからね。
八王子にお住いとのこと、しかもホ-ムリバ-が私と重なっているようですので今度是非是非ご一緒させてください。
殆ど山岳っぽい場所に出没していますが、時々思いっきりロッドの振れる本流もやりたくなってしまいます。こんど是非誘ってくださいね。
高崎さんにしては随分と手抜きですね~、クックック
良く見たら、パーマークが有るでは、これってヤマメ?ですよね、ヒッヒッヒ。
ともかく、今年も高碕さんの渓流釣りが、解禁しましね~。
私は相変わらず、飯を食べる時間も惜しんで、クタクタになるまで魚を追い回しています。
何時になったら、高碕さんのように余裕とゆとりを持って山を楽しめるようになるんでしょうか??。
今年初物のヤマメ、可愛いでしょ。
女子中学生サイズと言って欲しかったなあ。
5月には女子高生サイズになるからね。
それにしてもアンタは釣りすぎの釣り師で、
オイラは余裕の釣り人、この差は何?
でかまる大盛もやしみそラ-メンの影に
こっそりと鍋が控えておるのです。
旨かったなあ。
焼酎だけはちゃんと乙類を飲んでください!
先日はK田君、ワカモトAさんと三人で釣る前から出来上がってしまいました。3人集まっても仕掛けやら毛ばりやら釣りの話題なんかな~~~んにも話さない集まりです。ただただ、『気持ちいいねぇ~ ぎゃははは♪』だけを連発しながら酔いました。
バッコンバッコン、バズーカ砲、南極2号・・・そんな下品な輩は間違いなく放置されますぞ! 快心なはれ!
こちらもやっと解禁です。
慣れ親しんだ溪がズタズタです。
今年は少し卵撒きをしようと考えています。
北と西、それぞれの丹沢を大いに楽しみましょうね。
奈川、残念ですが、またの機会によろしくです。
釣りに行ったのか?お昼を食べに行ったのか?時間がありましたら西丹沢に遊びに来て下さい。
毎週、日曜日「居酒屋・世附」営業中です。
奈川残念ですね・・また、お時間取れる時ご一緒しましょう。
そちらも大いに楽しんでるようで。
さすがに溪食のプロ集団、すごいですね。
またお会いできる日を楽しみにしています。
その時はまた、豪華な溪食をご馳走してくださいね。