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山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

夜明けの森 夕暮れの谷

2009-12-06 22:31:12 | フライフィッシング
秋の訪れとともに溪は静寂に包まれる。

生き延びた溪魚たちにはひとときの安穏ののち厳しい真冬が待ち受ける。
釣り人たちは肩を落として溪から離れまた来る春を想いながら虚ろな日々をやり過ごす。

虚ろな日々もまた良いものである。
今年出逢った溪や溪魚の想い出を肴に酒を舐め
来年の溪に想いを馳せながらあれこれとフライを巻く。

そんな日々に読書は欠かせない


『夜明けの森 夕暮れの谷(湯川 豊著)』





湯川さんの名著『イワナの夏』が発刊されてから20有余年、このエッセ-が発刊された。

東北や越後の溪を訪れては、まるで溪の風景に溶け込むように飄々と至福の時を過ごす。

木々のざわめき、たおやかに煌めく水の流れ、踊るように生まれては消えてゆく渦の連なり、
溪魚と対峙する時の釣り人の心の動き、いのち漲る溪魚たちの躍動、人と人との関わりが
まるで映像を見ているような細やかな筆遣いで丁寧に描かれている。
自分の釣り旅をこんな風に描けたらと羨ましくも思う。


この書を読み終えて来年の釣り旅に心は早る。

早春の天城、晩春の乗鞍源流、初夏の大井川源流、真夏の黒部、初秋の両俣

また来年も友の助けを借りながら、時には単独行で、豊かな自然の懐で遊んでみたい。



<告知>
今月より別のブログで
『歯科医院成長戦略100連発』を連載します。
当ブログのブックマ-ク欄に掲載しておりますので興味のある方は是非ご覧下さい。

イノベ-ション&プロモ-ション!
この成長のキ-ワ-ドに沿ってノ-ハウ、成功事例、
ベンチマ-キングレポ-トなどを発信していきたいと思っています。


コメント (14)
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