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山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

田舎だって元気だぜい!

2007-09-14 02:15:19 | 独り言
今日は埼玉県の片田舎(ゴメン)の医療法人を訪問しました。
群馬県にほど近いその町は、四方を田んぼに囲まれたのどかな町なんですよね。

さしたる産業もなく、人口も増えず、町には活気もなく。
この町で商売している経営者の殆どは、経営不振の原因を景気が悪いから、人口が増えないから、市民の所得が低いから、町が寂れてしまったから、何をやってもダメなんだと、多分こんな言い訳をしているのでしょうね。自分が原因ではなくて、全て外部環境のせいなんだと。



でも、この歯科医院は違うんですよ。
医院が明るくて活気に満ちているのです。
スタッフの皆さんは学ぶこと、自分が変わること、そして進化することに喜びを感じています。患者さんの喜ぶ顔に接することにやりがいを持って取り組んでいます。経営トップがそうし向けている、この功績が実は大きいんですね。しかも、スタッフの皆さんが素直にそれを受け入れて自ら変わろうとしていること、素晴らしいことなんですね。

医療従事者として、私たちは患者さんにどんな価値を提供し続けて行きたいのか、その提供したもので患者さんにとってどんな結果をもたらしたいのか、どんな夢を実現してあげたいのか。そして患者さんを通じて社会と関わり、どのような社会貢献をしたいのか。これが経営理念です。

私たちは何故仕事に取り組んでいるのでしょうか?
利益を得たいためですか?生活費を得るためですか?
もしそうだとすれば、仕事は決して楽しいものでもワクワクするものでもなくて苦痛なものになりませんか。どっぷりとのめり込むこともできないでしょうね。

私たちは、何故仕事をしているのでしょうか?
一言で言えば、経営理念を実現するためだと思います。
お客様に何を提供したいのか、そのことによってどんな結果をもたらしてあげたいのか、経営理念が明確になれば、そのために私たちは何を学び、どんなサ-ビスを生みだし、どんな技術を会得し、どのようにして提供していこうかと言うことがはっきりしてきますね。

こんな風にして仕事ができたら、楽しくない筈が無いでしょ。

成長する組織というものは、外部環境なんてものを言い訳のネタにはしないのです。
私たちの出来る精一杯の努力をする。それがお客様に支持されて結果として利益の大きさが決まる。与えるものが大きければ大きいほど、その結果として大きな利益が得られる。ただそれだけのこと。最初から利益優先なんて大きな間違いであると言うことを是非知って欲しいと思います。

得た利益はどうしますか。ひとまずは蓄積し、蓄積したものは次の未来投資に使います。スタッフの成長のために、新しい技術やサ-ビスを生み出すために、新しい設備を導入するために。全ては経営理念を実現するために。このサイクルを誠実に継続してゆけば経営が停滞することはないでしょう。


コメント (8)
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