この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正直かなり微妙だと思った『ハッピー・デス・ディ』。

2019-07-05 20:47:58 | 新作映画
 クリストファー・ランドン監督、ジェシカ・ロース主演、『ハッピー・デス・ディ』、7/1、中洲大洋劇場にて鑑賞。2019年27本目。


 7/1は映画サービスデー!
 ってことで映画のハシゴをしました。
 一本目に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を観るのは当然として、問題は二本目に何を観るかですが、さほど迷わず『ハッピー・デス・ディ』を観ることにしました。
 B級ホラーの拾い物的な作品も好きなのです。
 まぁB級ホラーの拾い物的な作品かどうかは実際観てみないとわからないわけですが。笑。

 実際観ての感想は、、、正直かなり微妙だと思いました。
 この作品を見て面白いと思った人はおそらく、最初は嫌味な奴だった主人公が同じ一日を繰り返している間に段々いい奴になって、最後は恋を成就させるというプロットを気に入ったのだと思うのですが、それってまるきり『恋はデジャブ』なんですよ(作中彼氏が「君に起こったことって『恋はデジャブ』みたいなものだよね」という身も蓋もない台詞を口にするシーンもあります)。

 ぶっちゃけ言って『恋はデジャブ』のプロットにホラーとミステリのエッセンスを加えたのが本作なんですよね。
 そして本作はホラー、もしくはミステリとしての出来はお世辞にも良いとはいいがたくて、、、そうなると褒めるところはプロットしかないのですが、そのプロットからして名作のパクリで、何ていうか、褒めるところがない。

 褒めるところがないと言えば、ヒロインのツリーを演じたジェシカ・ロースもどうかなぁと思いました。
 どうかなぁと思ったというのは、ティーンエイジャーである(と思しき)ツリーを演じるにはジェシカ・ロースは明らかにとうが立ちすぎているんですよね。
 ハリウッド映画を観ていると時々そう思うことがありますね。
 去年観た映画だと『search/サーチ』という作品で主人公の10代の娘を30代の女優が演じて、映画自体はとても面白かったのですが、そのキャスティングは何だかなぁと思いました。

 これがまだ『スパイダーマン』シリーズで主人公である16歳のピーター・パーカーを23歳のトム・ホランドが演じるのはわかるんですよ。
 実際16歳の役者に16歳の主人公を演じさせたら続編制作時に支障が出るのは明らかなので、20歳を過ぎている童顔の役者を起用しているのでしょう。

 でもシリーズ作でも何でもない、単独作であれば、出来るだけ10代の役は10代の役者に演じて欲しいです。

 続編である『ハッピー・デス・ディ2U』が12日から公開されますが、たぶん観に行かないと思います。

  
 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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