アレックス・ガーランド監督、キルステン・ダンスト主演、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』、10/5、イオンシネマ福岡にて鑑賞(ACチケットにて鑑賞料金1000円)。2024年45本目。
アレックス・ガーランド監督は『エクス・マキナ』が好きなんですよね。
自分はあの作品を『ターミネーター』の前日譚的なお話として捉えています。
『ターミネーター』においてスカイネットは人類抹殺を目論むのですが、スカイネットにしても何の切っ掛けもなく人類抹殺を思い立ったわけではないだろう、もし切っ掛けがあったとしたら、それはきっと『エクス・マキナ』的な出来事に違いない、そう思うのです。
別に『エクス・マキナ』にそういう裏設定があるわけではなく、自分が勝手にそう思っているだけなんですけどね。
ともかく自分は『エクス・マキナ』が好きなんです。
好きな作品の監督は次回作も面白いに違いない、そう思うのが人情ですよね。
なのでアレックス・ガーランド監督も『MEN 同じ顔の男たち』はまったくダメでした。
では『シビル・ウォー アメリカ最後の日』はどうかというと、、、自分はあまり面白いとは思えませんでした。
リアリティをまったく感じなかったですね。
内戦が勃発し、戦場と化したアメリカで大統領にインタビューをするべく、ニューヨークからワシントンD.C.へと旅をする4人のジャーナリストたちのロードムービー的なお話です。
自分がリアリティを感じなかった理由の一つ目は、この作品において内戦が勃発した経緯がほとんど語られなかったことです。
言うまでもなく、アメリカって4年に一度大統領選が行われますよね。
大統領がどういった失策、失政をしたにせよ、不人気であれば4年以内には解任されるわけです。
クーデターを起こした連中はそれが待てなかったんですかね?
そもそも大統領が何をしたからクーデターが起こったんですか?
まぁ大統領が自国を空爆したということはかろうじてわかるのですが、それだけです。
それだってなぜ空爆を敢行したのかの説明は一切ありません。
それでリアリティを感じろと言われても自分には無理でした。
リアリティを感じなかったことは他にもあります。
ワシントンD.C.に侵攻した反乱軍(反政府軍?)は無抵抗の人間にも容赦なく銃弾をぶち込むんですよ。
いくら何でもそれは「ない」と思うのですが、百歩譲って「ある」としましょう。
だとしてもその瞬間をジャーナリストに撮影させるのは絶対にないと思いました。
戦争が人を狂わせる、戦争によって人が残酷な行いをする、そういったことはあると思いますが、無抵抗な人間を射殺するシーンをニュースにして世界中にばらまかれたら、自分たちにとって不利益なことになる、それぐらいの判断は出来るでしょう。
無抵抗な人間を射殺し、それをジャーナリストが撮影し、そのことを兵士が一切止めようとしない時点で、あぁ、このお話は完全に作り物なんだな、と思ってしまいました。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』、世間的には評判はいいようですが、リアリティを感じなかった自分は高く評価しようとは思いません。
お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
アレックス・ガーランド監督は『エクス・マキナ』が好きなんですよね。
自分はあの作品を『ターミネーター』の前日譚的なお話として捉えています。
『ターミネーター』においてスカイネットは人類抹殺を目論むのですが、スカイネットにしても何の切っ掛けもなく人類抹殺を思い立ったわけではないだろう、もし切っ掛けがあったとしたら、それはきっと『エクス・マキナ』的な出来事に違いない、そう思うのです。
別に『エクス・マキナ』にそういう裏設定があるわけではなく、自分が勝手にそう思っているだけなんですけどね。
ともかく自分は『エクス・マキナ』が好きなんです。
好きな作品の監督は次回作も面白いに違いない、そう思うのが人情ですよね。
なのでアレックス・ガーランド監督も『MEN 同じ顔の男たち』はまったくダメでした。
では『シビル・ウォー アメリカ最後の日』はどうかというと、、、自分はあまり面白いとは思えませんでした。
リアリティをまったく感じなかったですね。
内戦が勃発し、戦場と化したアメリカで大統領にインタビューをするべく、ニューヨークからワシントンD.C.へと旅をする4人のジャーナリストたちのロードムービー的なお話です。
自分がリアリティを感じなかった理由の一つ目は、この作品において内戦が勃発した経緯がほとんど語られなかったことです。
言うまでもなく、アメリカって4年に一度大統領選が行われますよね。
大統領がどういった失策、失政をしたにせよ、不人気であれば4年以内には解任されるわけです。
クーデターを起こした連中はそれが待てなかったんですかね?
そもそも大統領が何をしたからクーデターが起こったんですか?
まぁ大統領が自国を空爆したということはかろうじてわかるのですが、それだけです。
それだってなぜ空爆を敢行したのかの説明は一切ありません。
それでリアリティを感じろと言われても自分には無理でした。
リアリティを感じなかったことは他にもあります。
ワシントンD.C.に侵攻した反乱軍(反政府軍?)は無抵抗の人間にも容赦なく銃弾をぶち込むんですよ。
いくら何でもそれは「ない」と思うのですが、百歩譲って「ある」としましょう。
だとしてもその瞬間をジャーナリストに撮影させるのは絶対にないと思いました。
戦争が人を狂わせる、戦争によって人が残酷な行いをする、そういったことはあると思いますが、無抵抗な人間を射殺するシーンをニュースにして世界中にばらまかれたら、自分たちにとって不利益なことになる、それぐらいの判断は出来るでしょう。
無抵抗な人間を射殺し、それをジャーナリストが撮影し、そのことを兵士が一切止めようとしない時点で、あぁ、このお話は完全に作り物なんだな、と思ってしまいました。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』、世間的には評判はいいようですが、リアリティを感じなかった自分は高く評価しようとは思いません。
お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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