辻村深月著、『ロードムービー』、読了。
やっぱりいいなぁ、辻村深月は。読後、そう思いました。
ほぼ同時期に伊坂幸太郎の『モダンタイムス』とトム・ロブ・スミスの『チャイルド44』を読んだんですけどね、本書は知名度と売れ行きでは『モダンタイムス』に、サスペンス度では『チャイルド44』に劣るんでしょうけれど、個人的に一番好きなのはこれだなぁ。読み終わって、すぐ読み返したくなったの、本書だけですから。
ぶっちゃけありふれたお話ではあるんですが、そのありふれたお話が辻村深月の手にかかると魔法の輝きを放つのですから不思議です。
とはいえ誰にでも薦められるものではありません。最低でも同じ作者の『冷たい校舎の時は止まる』を読んでいないとワケわかんないと思います。
一つだけ残念に思うのは本書がノベルズではなくハードカバーの単行本だったことですかね。まぁ言っても仕方がないことなのかもしれませんが、辻村深月の新作をノベルズで読むことってもうありえないことなんでしょうねぇ。。。
やっぱりいいなぁ、辻村深月は。読後、そう思いました。
ほぼ同時期に伊坂幸太郎の『モダンタイムス』とトム・ロブ・スミスの『チャイルド44』を読んだんですけどね、本書は知名度と売れ行きでは『モダンタイムス』に、サスペンス度では『チャイルド44』に劣るんでしょうけれど、個人的に一番好きなのはこれだなぁ。読み終わって、すぐ読み返したくなったの、本書だけですから。
ぶっちゃけありふれたお話ではあるんですが、そのありふれたお話が辻村深月の手にかかると魔法の輝きを放つのですから不思議です。
とはいえ誰にでも薦められるものではありません。最低でも同じ作者の『冷たい校舎の時は止まる』を読んでいないとワケわかんないと思います。
一つだけ残念に思うのは本書がノベルズではなくハードカバーの単行本だったことですかね。まぁ言っても仕方がないことなのかもしれませんが、辻村深月の新作をノベルズで読むことってもうありえないことなんでしょうねぇ。。。
よかったですよねぇ、ほんと。
読後、とてもいい気分になれます。
『放課後~』と『ぼくの~』の登場人物の重複、知ってはいます。が、自分で気づいたというわけではありません。
まぁミクシィで辻村深月コミュに入ってたりしますからね。
作品のリンクはこの二作品だけでなく、『凍りのくじら』の彼も『放課後~』に出ていますよね。
これも言われるまでまったく気づきませんでした。笑。
そういえば、『放課後の名前探し』の作品に出てくる友春・絢乃・天木は『ぼくのメジャースプーン』でトモ・あーちゃん・タカシというニックネームで登場してますよね。(sepurainnoleさんは知っておられましたか?)始めはまったく私も気付きませんでした。彼女の作品は読めば読むほど良いですよね。
今月は本代で破産しそうです。笑。
作品同士がリンクする時ってある程度あざとさが目立つような気がするんですけど、辻村深月の場合あまりにさりげないので事前に言われていないと気づかないほどです。
もちろんさりげないだけでなく、リンクに気づいたときその鮮やかさ、巧みさに感嘆すること頻りです。
『チャイルド44』もお薦めですよ。おそらく今年の『このミステリーがすごい!』の第一位です。
うらやましい!
「冷たい校舎の時は止まる」と、どうリンクするのかが楽しみです。
辻村深月さんはキャラクターをこれでもか、と言うほど「分析」する作家のように感じます。宮部みゆきとちょっと似てる?
「チャイルド44」が非常に気になります。おもしろそうですね。