J.J.エイブラムス監督、『スター・トレック』、5/30、Tジョイ久留米にて鑑賞。2009年21本目。
今回の映画『スター・トレック』において、個人的に何に驚いたかというと、それは監督であるエイブラムスがトレッキー(熱烈な『スター・トレック』マニアのこと)ではないということ。
テレビブロスのインタビュー記事で彼はそう明言している。
これだけ歴史のあるテレビシリーズなのだから、再映画化されるとすれば当然トレッキーな人物が監督であっても不思議ではないところだ。
だが、本作においてはエイブラムスがトレッキーではないということがすべてプラスに働いているように思う。
いうまでもなく『スター・トレック』が映画化されるのはこれが初めてというわけではない。
というか、今回で実に十一度目(!)の映画化である。
だが、過去の十作はいっちゃなんだが、トレッキーの、トレッキーによる、トレッキーのための映画だった。
はっきりいってトレッキー以外にはまるで楽しめない祭りだったのだ。
そしてエイブラムスはそのことが充分わかっているように思える。
本作はこれまでになくアクションに重点が置かれ、そして凄まじいまでの疾走感溢れる作品に仕上がっている。
エイブラムスの前作『クローバー・フィールド』は巧みなカメラワークとスピーディな展開が際立つ作品である。が、逆にいうとそれしかないともいえる。
作品を根幹から否定する、何ゆえたまたまビデオカメラを手渡されただけに過ぎない素人がどんなにパニックになろうとも、どれほど阿鼻叫喚の地獄絵図が目の前に展開しようとも、ビデオカメラを手離さないのか?という疑問にいっそ潔いぐらいに背を向けている。
観ている側も観ている間はそのことがまったく気にならない。
それは非常に高度な演出があってこそだと思う。
『スター・トレック』においても同様で、よくよく考えてみれば試験で不正を働くようなイカサマ野郎がそれほど間を置くことなく宇宙船の艦長に就任してしまうのはおかしいはずなのだが、観ている間は観客にこれっぽっちもそのことを頭によぎらせない。やはりエイブラムスの高度な演出があってこそではないだろうか。
レヴェルの高いアクションと冒頭からひたすら疾走する主人公が楽しめる120分、その手の娯楽作品が好きという方にはお薦めの一本。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
今回の映画『スター・トレック』において、個人的に何に驚いたかというと、それは監督であるエイブラムスがトレッキー(熱烈な『スター・トレック』マニアのこと)ではないということ。
テレビブロスのインタビュー記事で彼はそう明言している。
これだけ歴史のあるテレビシリーズなのだから、再映画化されるとすれば当然トレッキーな人物が監督であっても不思議ではないところだ。
だが、本作においてはエイブラムスがトレッキーではないということがすべてプラスに働いているように思う。
いうまでもなく『スター・トレック』が映画化されるのはこれが初めてというわけではない。
というか、今回で実に十一度目(!)の映画化である。
だが、過去の十作はいっちゃなんだが、トレッキーの、トレッキーによる、トレッキーのための映画だった。
はっきりいってトレッキー以外にはまるで楽しめない祭りだったのだ。
そしてエイブラムスはそのことが充分わかっているように思える。
本作はこれまでになくアクションに重点が置かれ、そして凄まじいまでの疾走感溢れる作品に仕上がっている。
エイブラムスの前作『クローバー・フィールド』は巧みなカメラワークとスピーディな展開が際立つ作品である。が、逆にいうとそれしかないともいえる。
作品を根幹から否定する、何ゆえたまたまビデオカメラを手渡されただけに過ぎない素人がどんなにパニックになろうとも、どれほど阿鼻叫喚の地獄絵図が目の前に展開しようとも、ビデオカメラを手離さないのか?という疑問にいっそ潔いぐらいに背を向けている。
観ている側も観ている間はそのことがまったく気にならない。
それは非常に高度な演出があってこそだと思う。
『スター・トレック』においても同様で、よくよく考えてみれば試験で不正を働くようなイカサマ野郎がそれほど間を置くことなく宇宙船の艦長に就任してしまうのはおかしいはずなのだが、観ている間は観客にこれっぽっちもそのことを頭によぎらせない。やはりエイブラムスの高度な演出があってこそではないだろうか。
レヴェルの高いアクションと冒頭からひたすら疾走する主人公が楽しめる120分、その手の娯楽作品が好きという方にはお薦めの一本。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
新スタートレックと映画のDVDもほとんど持っているのですが、
「映画は、どれもイマイチだからなぁ」などと思っていました。
今回のは、なかなか期待できそうですね。
大きな画面で見たいので、今週行ってみるつもりです。
ちなみに「クローバー・フィールド」は、息をのんで観ていました。
楽しみです。
新スタートレックと映画のDVDもほとんど持っている
幸太郎さんはトレッキーなのですね。笑。
でもトレッキーである幸太郎さんですら楽しめないとすると過去の十作は誰のために存在するのでしょうね?
新作の『スター・トレック』はツッコミどころは多々ありますが、観ている間はそれが気にならない娯楽作だと思いますよ。
レビューを楽しみに待ってます!
タイムパラドクスは考えれば考えるほどドツボにハマるものだし、疑問は潔く捨て去るのが正しい見方なのでしょう。(笑)
個人的には、『T4』にも出演しているロシア人パイロットの方がツボでした。
『T4』ではこの人に萌えて、、もとい燃えて来ようと思います。(あれ?クリスチャン・ベールは・・?)
ただ、純然たる娯楽作品のせいか、観終わって二週間もたつとあんまり記憶に残ってないのですが。笑。
ロシア人パイロット、アントン・イェルチンでしたか、『T4』でもいい味出してましたよ。
『T4』はまだしも記憶に残るシーンも多かったので、小夏さんが鑑賞したら『T4』談義に花を咲かせましょうね!