佐々木勝己監督、窪田彩乃主演、『真・事故物件パート2/全滅』、12/29、キノシネマ天神にて鑑賞。2022年53本目。
正月休み初日、『真・事故物件パート2/全滅』を観てきました。
一年の締め括りに観るのがホラー映画というのも自分らしいんじゃないかって思ったんですよね。
今となっては記憶も定かではないのですが、前作の『真・事故物件/本当に怖い住民たち』を自分は結構面白いって思いました。
粗削りだけど作品にパワーがあって、何よりラストの「いっせーの!」が個人的にツボだったのです。
それなりに好評を博して作られた作品の続編ですから、それなりに面白いだろうと期待して観に行ったのですが、これがそれなりに、、、いや本当にひどかったです。
どこら辺がひどかったのか、、、というか、ひどくない所を探す方が難しいのですが、例えば冒頭、前作の舞台になったアパートから血まみれの女性が逃げ出すんですよ。
しかしアパートから逃げ出したはずなのに次のカットでは彼女は森の中を彷徨っているんです。
え、森の中?あのアパートってフツーに市街地にあったような気がするんだけど、、、っていうか、逃げ出したのなら近所に助けを求めればいいのでは?と思った矢先、道に立ち尽くした彼女は背後から来たトラックに轢かれ、爆散するんです。
爆散?そう、トラックに轢かれ、彼女の体は木っ端みじんになるんですよ。
トラックに轢かれて体が木っ端みじんになるのっておかしくない?
と思う以前に微妙にタイミングがずれていて、体が木っ端みじんになるのが明らかにトラックに轢かれる前なんですよ。
これは想像ですが、おそらく佐々木監督が爆発シーンを撮ってみたかったのではないでしょうか。
それなりに前作が好評で、爆発シーンを撮るための予算も確保できた。
でも脚本的には何かが爆発するようなシーンはない。
まぁいっか、トラックに轢かれるシーンで爆発させれば、みたいな。
ともかくこのシーンだけでツッコミどころが片手の指では足りなかったです。
もちろんツッコミどころはこの後も数え切れないぐらいあって。
前作では曰く付きのアパートに三人の女性ユーチューバーが生活し、彼女たちの日常に怪異が侵食する様がそれなりに丁寧に描かれていたのですが、今回はそんな丁寧な描写は無し。
何もかもが唐突。
今回も恋愛リアリティショーの企画という体で物語は始まるのですが、集められた一人が何の予告もなく念動力で人を殺すわ、前作の登場人物が唐突に復活するわ、恐ろしいぐらいに雑にお話が進んで、本当に脚本がひどかったです。
一年の締め括りにホラー映画を観るのって自分らしいんじゃないかと思ったのですが、本作があまりにもひどかったので、時間があれば明日にでも『かがみの孤城』でも観に行こうかと思っています。
お気に入り度☆、お薦め度☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
正月休み初日、『真・事故物件パート2/全滅』を観てきました。
一年の締め括りに観るのがホラー映画というのも自分らしいんじゃないかって思ったんですよね。
今となっては記憶も定かではないのですが、前作の『真・事故物件/本当に怖い住民たち』を自分は結構面白いって思いました。
粗削りだけど作品にパワーがあって、何よりラストの「いっせーの!」が個人的にツボだったのです。
それなりに好評を博して作られた作品の続編ですから、それなりに面白いだろうと期待して観に行ったのですが、これがそれなりに、、、いや本当にひどかったです。
どこら辺がひどかったのか、、、というか、ひどくない所を探す方が難しいのですが、例えば冒頭、前作の舞台になったアパートから血まみれの女性が逃げ出すんですよ。
しかしアパートから逃げ出したはずなのに次のカットでは彼女は森の中を彷徨っているんです。
え、森の中?あのアパートってフツーに市街地にあったような気がするんだけど、、、っていうか、逃げ出したのなら近所に助けを求めればいいのでは?と思った矢先、道に立ち尽くした彼女は背後から来たトラックに轢かれ、爆散するんです。
爆散?そう、トラックに轢かれ、彼女の体は木っ端みじんになるんですよ。
トラックに轢かれて体が木っ端みじんになるのっておかしくない?
と思う以前に微妙にタイミングがずれていて、体が木っ端みじんになるのが明らかにトラックに轢かれる前なんですよ。
これは想像ですが、おそらく佐々木監督が爆発シーンを撮ってみたかったのではないでしょうか。
それなりに前作が好評で、爆発シーンを撮るための予算も確保できた。
でも脚本的には何かが爆発するようなシーンはない。
まぁいっか、トラックに轢かれるシーンで爆発させれば、みたいな。
ともかくこのシーンだけでツッコミどころが片手の指では足りなかったです。
もちろんツッコミどころはこの後も数え切れないぐらいあって。
前作では曰く付きのアパートに三人の女性ユーチューバーが生活し、彼女たちの日常に怪異が侵食する様がそれなりに丁寧に描かれていたのですが、今回はそんな丁寧な描写は無し。
何もかもが唐突。
今回も恋愛リアリティショーの企画という体で物語は始まるのですが、集められた一人が何の予告もなく念動力で人を殺すわ、前作の登場人物が唐突に復活するわ、恐ろしいぐらいに雑にお話が進んで、本当に脚本がひどかったです。
一年の締め括りにホラー映画を観るのって自分らしいんじゃないかと思ったのですが、本作があまりにもひどかったので、時間があれば明日にでも『かがみの孤城』でも観に行こうかと思っています。
お気に入り度☆、お薦め度☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
「心理的痂疲」、初めて聞く言葉です。
まぁでも一番難しいのはご近所づきあいだと思いますが…。
映画の世界に浸れませんよね
ホラーコメディ的な?
今の家を購入する時にあちこち探してたのですが
「心理的瑕疵」という言葉を
初めて知りました。