この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

レミーのおいしいレストラン。

2007-08-04 23:51:55 | 新作映画
 ブラッド・バード監督、脚本、『レミーのおいしいレストラン』、7/28、109シネマズ佐賀にて鑑賞。

 困ったね。レビューを書く気がまるで起こらないよ。いっそこのまま書くまいかとも思ったのだけれど、それだと後々差しさわりがあるので(ないっちゃーないけどさ。笑。)、つらつらと適当に書きます。
 ディズニー傘下となって初のピクサー作品、もしかしたらピクサーらしさが薄れてるんじゃないかと憂慮しましたがそれはまったくの杞憂でした。っていうか、ディズニー傘下となって初めての作品にネズミを主人公に持ってくるなんざ、いかにもシャレが効いていてピクサーらしいじゃないですか。
 これからはディズニーランドに行ったらミッキーの隣りにレミーのぬいぐるみを置いたりするよーになるのかいな。ありえんか。
 何だか全国一千万人ぐらいのミッキーファンを敵に回すようだけれど、自分はミッキーマウスが好きじゃありません。奴って一年中いつでもニコニコ笑っているようなイメージがあるじゃないですか。それこそ目の前で子供が転んでもニコニコ、人が刺されてもニコニコ、世界が滅んでもニコニコ、偏見かもしれませんが(いや偏見ですが)、そーゆーイメージがあります。
 およそ奴には人間らしい感情の変化、起伏ってものが感じ取れない(人間じゃないけどさ)。
 その点レミーには非常に人間らしい感情があって好感が持てます(いや、こいつも人間じゃないけど。)。
 友人だと思っていた相手から裏切られたらきちんと(?)報復行為に及ぶし、その他落ち込んだり、凹んだり、悩んだり、落ち込むと凹むはあんまり変わらんけど、そういうミッキーには見られない人間らしい姿って共感を覚えるんですよね。
 まぁミッキーにはミッキーなりの悩みもあるのかもしれないですが、例えば暑い日は着ぐるみを脱ぎたくてたまらないとか、ネズミの分際で犬をペットとして飼っていいのだろーかとか、いい加減そろそろ子供が欲しいとか、でも基本可愛いだけのキャラクターとしてしか自分には思えないので、同じネズミとしては喜怒哀楽をきちんと兼ね備えたレミーの方に軍配を上げたくなります。
 もちろん本作はキャラクター先行というわけなく、それなりに深いテーマもありますし、ハラハラドキドキのアクションシーンもしっかりあります。ついでに添え物程度の恋愛もね。笑。
 この夏、ファミリー向けの作品は様々ありますが、シリーズ物ではない、大規模全国公開されている、上映時間が長すぎない、そういったことを考慮すると親子で鑑賞するのに最適な作品ではないかって思います。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 河童のクゥと夏休み。 | トップ | トランスフォーマー。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
記事にしましたよ。笑。 (せぷ)
2007-08-06 21:40:56
えぇ、いい子なので頑張って記事にしました。笑。
よっぽど投げ出そうかとも思ったのですが、shit_headさんが記事を書いていられるのを見て、よし、こっちも負けてられないな~と奮起したんですよ。

ミッキーマウス、不気味とまでは思いませんけれど、ディズニーランドに行って、「キャ~、ミッキー!!」とか叫びながら抱きつく気にはさらさらなれないですね~。
それにしてもミッキーマウスって何であんなに人気者なんですかねぇ。
あの大きな耳が人気の秘訣なんでしょうか?
自分も明日からデカイ耳を装着したら人気者になれるのかな?(ならねーよ!!)
返信する
Unknown (shit_head)
2007-08-06 09:01:50
ちゃんと記事にしたのですね。
エライ子です。(子ってゆーなって!)

レミーかわいかったんだけど、やっぱネズミにはキッチンにいて欲しくないですよね。

なんかの感染病持ってるよきっと。

ネズミなんて誰も好きじゃないですよね。あんな不潔な動物・・・

そんなネズミを僕みたいなウンコ人間に置き換えながら見てみたら、なんか泣けてきました。もっと頑張って生きてみようって思えた。

そんなスゴイ映画。ネズミに共感させちゃうピクサーはスゴイです。

でもネズミは汚い動物だよね。

ちにみにミッキーマウスって僕は嫌いです。ブキミじゃん。
返信する

コメントを投稿

新作映画」カテゴリの最新記事