この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

期待していたほどは面白くなかった『インクレディブル・ファミリー』。

2018-08-09 23:01:53 | 新作映画
 ブラッド・バード監督、『インクレディブル・ファミリー』、8/5、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2018年29本目。


 前作『Mr.インクレディブル』から14年ぶりの続編『インクレディブル・ファミリー』を観てきました。
 悪くはなかったです。
 でも、悪くはない、以上の評価は出来ないかな。
 ブラッド・バードならもっと面白いものを見せてくれるに違いない!って期待しすぎていたのかもしれません。

 ちょこちょこっと気になったところを書くと、、、
 まず冒頭、巨大なモグラメカを操って銀行を襲ったアンダーマイナーというヴィランをファミリーは取り逃がすんですよね。
 当然この後アンダーマイナーは再登場し、最終的にファミリーにお縄になる、そう思うじゃないですか。
 しかし驚くことにアンダーマイナーはこの後登場しないんです。冒頭騒ぐだけ騒いでそれで終わり。
 (脚本的に)それはないんじゃないかなぁと思いましたよ。

 アンダーマイナーが出てこない以上は当然別のヴィランが出てくるわけですが、そのスクリーンスレイヴァーというヴィランがイマイチ魅力的じゃありませんでした。
 ヴィランって結局何をやりたいのかがはっきりしないと自分の中でどういう扱いをすればいいのかよくわかんないんですよね。
 スーパーヒーローを憎んでいるのか、それともスーパーヒーローに依存している社会を憎んでいるのか、どうもよくわからない…。

 スクリーンスレイヴァーの用いる催眠ゴーグルもちょっといただけなかったかな。
 そのゴーグルを着用すると一瞬にして相手を意のままに操れるというのもご都合主義が過ぎると思ったし、逆にゴーグルを外すと一瞬で正気に戻るというのもどうかと思いました。
 っていうか、ゴーグル、簡単に外せすぎですよね。笑。
 一度着用したら二度と外せない、というふうにはしなくてもいいけど、赤ちゃんが手に取ろうとしたら簡単にずれるというのはさすがにないと思いましたね。
 あれだと道で石に躓いて転んだだけで催眠が解けそうな気がする。笑。

 何だか辛口の評価になってしまいましたが、まぁ辛口なのはごく少数派で、ほとんどの人は当たり前に楽しめるエンターティメント作品だと思います。
 まず間違いなくパート3も作られることでしょう。
 パート3でも綾瀬はるかは女子高生役をやるのかな。笑。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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