この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

チョコレート・ファイター。

2009-05-29 22:55:29 | 新作映画
 プラッチャヤー・ピンゲーオ監督、ヤーニン・ウィサミタナン主演、『チョコレート・ファイター』、5/24、ソラリアシネマにて鑑賞。2009年20本目。

 まさかソラリアシネマで『チョコレート・ファイター』が上映されるとは思ってもみなかったなぁ。
 まったくのノーマークで、鑑賞日前日までそのことを知りませんでしたよ。

 ご存じない方に説明しておくと、ソラリアシネマっていうのはソラリアっていう西鉄天神駅に隣接するファッションビルの最上階にある、ちょっとこじゃれた感じの恋愛映画ばかり上映している感のあるシアターです。
 何しろ今ごろ『マンマ・ミーア』とか再映してるしね(誰が観に行くんだ、誰が)。
 今までチェックすることなんかほとんどなかったんだけど、『チョコレート・ファイター』みたいな作品を上映するのであればもっとまめにチェックしなくっちゃなぁ。

 さて、『チョコレート・ファイター』(原題『チョコレート』)というタイトルからどんな作品を思い浮かべますか?
 すっごい甘ったるい、それこそティーンエイジャーが主役の恋愛映画ではなかろうか?と思う人もいるかもしれませんが、自分がわざわざ当日券で観る以上そんな映画のわけがありません。
 『チョコレート・ファイター』、これ以上ないってぐらいガチンコの、リアルヒッティング・アクションです。
 かのブルース・リーから連綿とリアルヒッティングを売りにしたアクション映画は作られてきました。
 本作がそれらの作品と一線を画するのは、主人公が一見すると華奢な女の子だということ(絶世の美少女というわけではないが、結構可愛い)。
 主人公が女の子と聞いたら、ゆるいアクション映画じゃないかと思われる方もいるかもしれません。
 が、さにあらず。
 同じくタイ映画に『マッハ!!!!!!!』というアクション映画がありますが、あれと同じか、それ以上にハイレヴェルなアクションがこれでもか、と詰め込まれた作品です。
 もうねー、本当に観ていて痛いの。
 最近は邦画でも不良が主人公の映画が流行っていて、リアルなケンカシーンが売りですよね。でもそういったシーンのリアルさや迫力は撮影の技術に負うところが大きいはず。
 しかし、『チョコレート・ファイター』はそうじゃないんです。
 痛いシーンは徹底的に痛そうなんですよ。痛そうっていうか、痛い。
 例えば三階ぐらいの高さからチンピラ役のスタントマンがコンクリートの床にヒロインに蹴り落とされてダイブ!!しかも顔面で着地!!といったシーンが平気でありますからね。
 下手したら死ぬ、ってよくいいますけど、下手しなくても死ぬんじゃないかと思いましたよ。

 とにかく、アクション映画好きにはたまらない極上の一本です。必見!!
 でもフツーの映画ファンには薦められないかもしれません。。。

 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (7)
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