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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

マウス・ハント。

2009-02-02 21:28:37 | 旧作映画
 ゴア・ヴァービンスキー監督、『マウス・ハント』、DVDにて鑑賞。

 ブログ仲間のshit_headさんが「マジで傑作ですから絶対見て下さい」としきりに薦めるものだから仕方なくレンタルして鑑賞しました。
 これで面白くなかったらshit_headさんとは絶交だよ!!!     
 しかし幸いなことに(不幸なことに?)面白かったです。笑。

 冒頭アーニーとラースの父親の葬儀からお話は始まります。
 教会から運び出す際に階段で足を踏み外すラース。そのはずみで棺からポーンと遺体がロケットの如く飛び出し、作業中でたまたま蓋の開いていたマンホールの中へと消えていきます。そしてそのまま下水溝に流され遺体はどっかに行っちゃう!!
 う~む、、、ブラックだ。
 いい意味で悪趣味な(どんな意味だ)ギャグがそこかしこに散りばめられています。
 良識のある人であれば眉をひそめるでしょうが、そうでない人は爆笑必至、いや爆笑必死でしょう。

 父親から引き継いだボロ屋敷が予想外に値打ち物だと知った兄弟はオークションをするべく屋敷をリフォームしようとするのですが、そこには世にも恐ろしき先住者がいたのです。
 その先住者とは他でもない一匹のネズミ。
 かくして兄弟とネズミの仁義なき戦いの幕が切って落とされたのです。
 
 よく出来たドタバタコメディだったと思います。
 何も考えず、ひたすらゲラゲラと笑っていたいという方にはお薦め出来ます。
 ただ一つだけ気をつけなければならないのは、言うまでもないことですが、主人公がネズミってことでしょうか。
 例えば『トムとジェリー』や『レミーのおいしいレストラン』であればネズミも戯画化されてるんですけど、こっちはリアルなまんまのネズミですからね。
 ネズミが苦手という方は本作の鑑賞は拷問に等しいに違いありません。

 ところで、ボロ屋敷を舞台にした先住者(間)と侵入者(人間)のありえざる戦いを描いたコメディということで、本作を鑑賞しながら『ボロワーズ/床下の住人たち』を思い出しました。
 自分は『ボロワーズ~』がすごく好きで、オールタイムベストテンにランクインさせてもいいぐらいなんですが、この作品を見たっていう人を知らないし、当然の如くDVD化もされてないんですよねぇ。
 どなたか、『ボロワーズ~』を見たことある人、いらっしゃいますか?
コメント (2)
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