この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ただいま内職中。

2006-10-03 23:58:46 | 日常
 えーっと、このブログでも何度か述べましたが、自分は連鶴が趣味でした。でした、と過去形なのはもう自分のために連鶴を折ることもないだろうなって思ってるからです。
 今でも自分の作品を見るのは好きですし(だからこそアイコンの画像に採用しています)、それどころか自分のことを日本で五本の指に入る連鶴職人だと自負してます。(何だかデカいことを言ってやがるな~と思われるかもしれませんが、単純に同業者が少ないからです。それだけ。)
 でもそれと同時に、連鶴が興味のないほとんどの人にとってただの紙クズに過ぎないっていうことも知ってます。
 大学生の頃、美術部に入っていて、たまーに連鶴を持って行ったこともあったんですけど、誰一人として評価してくれなかったし。あ、こーゆーのよく見かけますよねー、とか。こーゆーのってどーゆーのだよ、って聞いてみたかったです。
 あとオフ会で、連鶴を欲しいって言ってくれた人がいたのでわざわざ作って箱に入れて持っていったら、その人、あ、ありがとー、みたいな感じで受け取ると、箱から取り出して、バッグにギュッと押し込んでましたから。マジで後ろから頭に蹴り入れてやりたかったけど。
 そんなことばっかり続くと好きなことでもやる気が萎えるんですよ。他の人はそうじゃないかもしれないけど、自分に関してはそう。
 でも先日、祖母の見舞いから帰ってきたお袋が、あんた、鶴作っちゃらんねって言うんですよ。別にいいけど、どうして?って聞くと、叔母が飾っていた連鶴を親戚の子供が欲しがったかららしいんです。
 この話はいろんな意味で自分には意外でした。
 まず、今どきの子供が連鶴なんてものを欲しがったってこと。今の子供は連鶴なんて貧乏臭いものには興味がないって思ってました。
 次に叔母が自分があげた連鶴を大切に取っておいてくれたこと。これも意外でした。せいぜい半年ぐらいで大掃除の際にでもゴミ箱行きだろう、ぐらいに思ってましたから。
 それに叔母がその子からねだられたのに断った、っていうのがさらに意外でした。
 だいたいそういう年代の人って子供には甘いものなのにね。
 でも、それらの意外さは自分には当然嬉しいわけで、いいよ、その子のために作ってあげるよ、と引き受けようとしたら、お袋は首を振りました。
 その子じゃなくて、その子たち、だから。
 欲しがったのは一人だったらしいんですけど、どーやら仲良し三人組らしくて、三人分作んないといけないみたいです。
 というわけで、週末はしばらく内職しなくちゃいけません。しかもただ働きっぽい。。。
コメント (4)
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