新型コロナ感染の切り札ワクチン接種が始まる。
最初は医療従事者３７０万人が２月１７日からスタートしたも
のの１回目が３割程しか進んでいない。続いて４月１２日から
６５才以上の高齢者３６００万人の接種が始まった。
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現時点ではファイザー社ワクチンでまかなう予定となっている
が思い通りに入荷が進んでいない。日本の感染者数と死亡者数
は主要７カ国（Ｇ７）の中では最も少なく、これまで感染拡大
を比較的うまく抑制してきた。ただ、足元で感染状況が第４波
に入りつつある中、ワクチン接種の遅れは景気回復の遅れにつ
ながるとの見方も出ている。
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ワクチン接種が進まない背景には、国内製薬会社による開発の
遅れや、海外からの輸入ワクチンにも国内での臨床試験を求め
る厳格な承認プロセスがある。現在承認を得ているのは米ファ
イザー社の製品のみで、２回の接種が必要となる。
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新型コロナ感染拡大で、非常事態宣言を何度か発令したものの
新たに発出しても慣れてしまったのか、変異型の影響なのか
あまり効果は期待できそうにない。それならば、切り札ワクチ
ンの非常事態宣言を発令すべきではないだろうか。海外であれ
だけ実績を積んでも、なお日本国内での臨床試験をする必要が
あるのだろうか。河野行革大臣は、今こそ得意の突破力を発揮
するべき時ではないか、成功を祈る。
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